ローシェン

ローシェン(Lowchen)は、フランスまたはドイツ原産の愛玩犬種です。フランスでは「レーフェン」に近い発音で呼ばれ、ほかには「リトル・ライオン・ドッグ」と呼ばれることもあります。

胴体の毛を刈り込み、ライオンのたてがみように前半身の毛を残すライオンクリップというスタイルにほどこす犬種として知られています。

ローシェンは、15世紀の絵画や版画に描かれており、そのことから400年前にはすでに存在していた犬種だとされています。ビション・フリーゼ、ハバニーズなどのビション系の犬種の近い犬種です。

この頃にはライオンクリップがほどこされていて、ライオンクリップは被毛を刈ったローシェンをベッドに入れて宮廷の女性の冷えた足を暖めていたことから始まったといわれています。

16世紀には体を温める抱き犬として人気があったようですが、19世紀までに頭数が減り、絶滅の危機に陥るまでになってしまいました。数が減った原因は、ライオンクリップの維持に手間がかることや、当時はよく無駄吠えをしていたことだといわれています。

そこで、ベルギーのブリーダーが犬質を向上させて保存に努め、絶滅の危機を脱しました。

1968年にイギリスに、1970年以降には外国にも輸出されるようになります。

現在も数が少なく珍しい犬種ですが、少しずつ知名度が上がってきています。日本でも珍しい犬種ですが、愛好家がいて飼育されています。

ローシェンは、なにより独特なライオンクリップが特徴となっているようです。このスタイルが施されていないローシェンはめったにいません。また、ライオンクリップとあわせて足首にブレスレット状の毛の房を残すカットや、尾先の毛の房だけを残すカットがほどこされることもあります。

被毛は長いシャギーコート(むく毛)で、ウェーブがかり絹糸のように柔らかな毛質です。毛色はさまざまです。

性格は活発で明るいです。

ローシェンは、ペットとして飼育しやすい犬種です。たまに吠え癖があったり、穴を掘る癖がある犬もいるようですが、主人の指示にはよく反応します。

毎日の運動が欠かせませんが、必要な運動量は少なめです。短めの散歩やゲームなどをさせるとよいでしょう。

屋外飼育には向かず、室内で生活させます。昼間は庭などの屋外で自由に過ごしてもよいでしょう。

被毛は2日に1回程度コーミングかブラッシングをしてあげましょう。ライオンカットを維持するには1~2カ月に1回程度はむだ毛を刈る必要があります。

殺処分ゼロを考えて!!