ラブラドール・レトリバー

2019-08-14

ラブラドール・レトリバーはどんなワンちゃん?

ラブラドール・レトリバー(Labrador Retriever)は、カナダ、イギリスで発展したレトリバー(回収)犬種です。レトリバーは、猟でしとめた獲物を回収するために使われる狩猟犬のことです。

ラブラドール・レトリバーの歴史は?

ラブラドール・リトリバーの先祖犬種は、カナダのニューファンドランド島のスモール・ウォーター・ドッグと呼ばれていた犬種です。

この先祖犬種は、水鳥猟の回収犬として訓練されていましたが、海岸では流された漁網を捜索したり、漁網の浮きを漁師の手元まで運ぶ仕事をこなす、きわめて泳ぎが達者な犬種でした。

19世紀初頭に、ニューファンドランド島との漁業貿易が盛んだったイングランドの港湾都市プールへ多くの先祖犬種が持ち込まれ、水鳥猟に適した狩猟犬としての能力を高く評価され、地元の貴族の手に渡りました。

その後、カナダが犬に高額の税金を課したことや、イギリスの検疫制度によってカナダからの犬の輸入がストップしたことで、先祖犬種はイギリスで独自の犬種として固定されて行く事になります。この過程でほかのレトリバー犬種との混血が行われ、そしてラブラドール・レトリバーとなっていくのです。

イギリスでは凍った水上に落ちた野鴨の回収犬として活躍し、フィールド・トライアルでもなくてはならない犬種となっていきます。

外国にも輸出され、20世紀に入ると徐々に人気が上昇していきます。20世紀末には、大人気犬種となりました。それ以降、今日までずっと高い人気を保ち続けています。

現在はラブラドール・リトリバーは鳥猟犬としてよりも、卓越した訓練性能のゆえに、警察犬や盲導犬、麻薬捜査犬などとして社会に役立っています。

ラブラドール・レトリバーの特徴は?

ラブラドール・リトリバーは大型で筋肉質な体をもちますが、性格がとても穏和です。嗅覚が優れ、鼻を使っての捜索作業に適しています。横幅の広い頭部と、力強い顎を持ち合わせているため、大きな鳥などの獲物でも、やすやすとくわえることができます。しっかりした力強い四肢を使って、パワフルに泳いだり、走ったりすることができます。

被毛は密生した短毛です。油脂分が多く含まれ、冬の水中でも泳ぐことを可能にしています。毛色はブラック、チョコレート、イエローの単色です。

ラブラドール・レトリーバーの性格は温和で社交的、従順です。生後およそ三年で成熟し、成熟するまでのラブラドール・レトリーバーは仔犬のように活動的で、興奮しやすく落ち着きのない犬もいます。しかし成熟するにしたがって落ち着いてきます。

ラブラドール・レトリーバーは、攻撃性がきわめて低く気立てがよく友好的なので、女性、子供でも充分に扱える家庭向きの犬種です。

服従心も高く、シェパード犬に匹敵する訓練性能があります。しかし、性格がきわめて穏和であるため、番犬、ガードドッグには向きません。

無駄吠えも少なく、体格は大きいですが室内で飼育されることが多いです。温暖な地域であれば、屋外で飼育できますが、できれば室内で家族と一緒に過ごさせる方がよいでしょう。

運動量は多いです。泳がせたり、何かを取って来たりする運動を取り入れるとよいでしょう。

被毛のお手入れは、週1回程度ブラッシングするだけで十分です。