メキシカン・ヘアレス・ドッグ

2019-08-14

メキシカン・ヘアレス・ドッグはどんなワンちゃん?

メキシカン・ヘアレス・ドッグ(Mexican Hairless Dog)は、メキシコ原産のヘアレス犬種です。原産地での正式名は「ショロイッツクゥイントリ(Xoloitzcuintli)」で、通称は「ショロ(Xolo)」です。「ショロ」が『ショロトル神の』、「イッツクゥイントリ」が『犬』をあらわしています。

メキシカン・ヘアレス・ドッグの歴史は?

メキシカン・ヘアレス・ドッグは、アステカ帝国の成立前から存在している、かなり古い犬種ではないかと考えられています。土着の犬種から派生したメキシコ固有の犬種であるといわれています。

もともとは食用の家畜として飼育されていましたが、他の動物を食べるようになるにつれ、メキシカン・ヘアレス・ドッグが食用になる事はなくなりました。

人々の生活に深く関わり、夜の寒さをしのぐために主人の寝床を暖めたり、病人に寄り添って患部を温めたりするためにも使われていました。当時は、風邪や筋肉痛、頭痛、不眠症、喘息などの症状を和らげていたといわれています。このように人と触れ合う機会が多かったため、より友好的なものが好まれて選択繁殖されました。

もともと希少な犬種でしたが、スペイン人が原産地を侵略した際は容赦なく食用にされ、絶滅寸前になってしまいました。それでも、原地民に大切に保護されて生き残り、危機を脱することができました。

現在はショードッグとしても使われるようになりましたが、頭数はまだ少なく、世界中で500~600頭しか存在していないといわれています。

メキシカン・ヘアレス・ドッグの特徴は?

メキシカン・ヘアレス・ドッグには3つのサイズ階級があります。引き締まった体つきで、皮膚は局所的に小さなしわが寄ることがあります。肌はなめらかでやわらかく、さわると温かいです。肌の色は黒っぽいピンクなどで、いくらか日差しから身を守ることができる。マズル、脚、尾は長く、耳は折れ耳で、尾はサーベル形の垂れ尾です。

ヘアレス犬種のため通常は毛が全く生えていませんが、全身に毛が生えているパウダーパフタイプのものも生まれます。ヘアレスのものは通常の犬種よりも歯が数本足りないのですが、パウダーパフのものは歯が全て揃っていることから、パウダーパフタイプは通常のヘアレスタイプのものと交配させるためのブリーディング・ストックとして珍重されます。

性格は愛情深く、陽気で友好的で、人なつこいです。

しつけもよく入り、子供に対しても寛容なため、家庭犬として飼育するのによく向いた犬種です。運動量も普通です。毛がないため、犬アレルギーを持つ人でも飼育することができます。

飼育しにくい点は肌の手入れがやや難しいことです。肌には犬用のスキンクリームを塗って乾燥を防ぐことが必要です。夏は熱中症を防ぐために、気温が高い時間の外出を避けます。冬は風邪をひかないように低温の日は散歩の際に服を着せる必要があります。