マルチーズ

2019-08-13

マルチーズはどんなワンちゃん?

マルチーズ(Maltese)は、地中海のマルタ島原産の愛玩犬種です。犬種名はマルタ島からとったとされていますが、現在マルタ島でマルチーズを見かける事は少ないです。

マルチーズの歴史は?

マルチーズは、3,000年以上の歴史をもち、最も古い愛玩犬種として知られています。マルタ島にファニキア人が持ち込んだ犬が元になっているといわれています。実用犬種を小型化したものではなく、古くから愛玩犬としてのみ飼育されて来たという生い立ちもきわめて特殊です。

マルタ島は紀元前1500年頃には、フェニキア人の貿易の中継地として栄えていました。マルチーズは貿易船の船員のペットとして船の中で飼育される事が多かったために貿易相手国に広まって行きました。ギリシャやエジプト、ローマなどに広まり、古代の王族貴族に飼われていた様子が記録に残っています。

15世紀から19世紀に、ヨーロッパ諸国ではマルチーズが大流行し、貴婦人達の抱き犬として破格の値段で取り引きされました。そしてマルタ島がイギリス領となった1813年以降、マルチーズはイギリス王室に入り、ビクトリア女王をはじめとする王室貴族の寵愛を受けました。

日本では1970年代に大流行し、16年もの長期間、登録数トップの座に君臨していました。日本では特に白色の被毛の犬が好まれる傾向が顕著でした。

現在も日本を含む世界中で人気の高い愛玩犬となっています。

マルチーズの特徴は?

マルチーズの大きな特徴は、絹糸状で光沢のある被毛です。下毛がまったく無いのが特徴で、季節による換毛もしません。絹糸状の上毛は引きずるほど長く優美です。毛色は純白です。

性格は知的で、快活です。小さい体にもかかわらず、大胆で恐れ知らずです。

マルチーズは、昔から「抱き犬」として人気があり、それほど広い住環境でなくても飼育することができる犬種です。しかし、活発に走り回ったり遊んだりすることも大好きです。また大胆な気性の持ち主で、大きな犬に対してでも向かっていくことがあります。見知らぬ人にはあまりなつかず、なかには吠え癖を持った犬もいます。

必要な運動量は多くありません。室内でゲームをして遊ばせたり、庭で遊ばせたり、短い散歩をさせれば十分です。

暑さ・寒さにはあまり強くないので、屋外での飼育には適しません。

抜け毛は少ないですが、被毛は毎日1~2回コーミングをし、ショーに出すのであれば、被毛の美しさを保つためにラッピング(長い被毛を紙で巻いてとめておくこと)をしてもよいでしょう。バリカンやはさみで短く刈り込む(サマーカット)と手入れが楽になります。