マウンテン・カー

2019-08-13

マウンテン・カーはどんなワンちゃん?

マウンテン・カー(Mountain Cur)は、アメリカ合衆国原産のツリーイング・ドッグ犬種です。

ツリーイング・ドッグとは、木の上に追いつめて獲物を狩る猟で用いられる犬種を指し、主にアメリカ合衆国、カナダ、メキシコで活躍しています。イギリス原産のセントハウンドが祖先ですが、北米の動物は追い詰められると木に登ってしまうことが多く、ツリーイング・ドッグは木の上に追いつめられた獲物に向かって大きな吠え声で吠え続けられるように改良されています。

マウンテン・カーの歴史は?

マウンテン・カーは、18世紀頃にイングリッシュ・フォックスハウンドや牧畜犬種、ネイティブアメリカンの犬をかけ合わせることで作出された犬種です。

木の上に追い詰めた獲物を捕獲するために臨機応変に行動できるため、ツリーイング猟に特化した犬種として使われていました。

しかし、無計画な異種交配が行われるようになると、純血犬が減少してしまいました。さらに第二次世界大戦の戦禍により、絶滅の危機にたたされます。

戦後、保存会が結成され、生き残った犬を用いてブリーディングが計画的に行われ、頭数を回復する事ができました。

現在もほとんどがアメリカ国内で実猟犬として使われていますが、時々ペットとして飼われている犬もいます。

マウンテン・カーの特徴は?

マウンテン・カーは、外見よりも実猟犬としての能力を重視してブリーディングが行われてきた犬種です。がっしりとしたハウンドタイプの体型をもち、ボディは筋肉質で締まっています。脚は長く、マズルの先は尖っています。耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾ですが、尾は生まれつき無かったり半分くらいの長さに断尾される事もあります。

被毛はスムースコートで、毛色はブラウン・アンド・ホワイトなどがあります。

性格は忠実で愛情深く、忍耐力があります。

マウンテン・カーは、都会の集合住宅のような狭い環境では飼えない犬種です。運動量は多く、猟をしない場合は、毎日長めの散歩やジョギングが必要です。

普段はあまり吠えないため、アウトドア派の家庭のペットとして適しています。

被毛のお手入れは簡単で、コームやブラシで抜けた毛を取り除いてあげる程度で十分です。