ポン・オードメル・スパニエル

2019-08-13

ポン・オードメル・スパニエルはどんなワンちゃん?

ポン・オードメル・スパニエル(Pont-Audemer Spaniel)は、フランスのポン・オードメル地方原産のスパニエル犬種です。「エパニョール・ポン・オードメル(Epagneul Pont-Audemer)」とも呼ばれています。

ポン・オードメル・スパニエルの歴史は?

ポン・オードメル・スパニエルの起源について、詳しい事はわかっていませんが、古くからポン・オードメル地方で飼育されてきた犬種で、バルビーやアイリッシュ・ウォーター・スパニエルなどと血統上の関係があるといわれています。

ポン・オードメル・スパニエルは、万能な犬種として知られ、猟犬、作業犬、番犬などとして活躍してきました。猟では鳥を茂みから追い出すフラッシング、獲物を発見して主人に知らせるポインティングとセッティング、撃たれた獲物を回収するレトリーバー、野ウサギを嗅覚で追跡して仕留めるセントハントをこなすことができました。

また、水中での作業も得意とし、海中に設置された網の取り外しをする作業もおこないました。

しかし、その多才さが注目されて、アイリッシュ・ウォーター・スパニエルの犬質を高める目的で異種交配させられるようになり、純血のポン・オードメル・スパニエルの頭数は減少してしまいました。さらに第二次世界大戦の戦禍により絶滅寸前まで追い込まれてしまいます。

戦後、愛好家の努力によって数年かけて純血の犬の大捜索活動が行われ、辺地までくまなく捜して数頭の純血犬を発見、繁殖を再開することができました。

現在も頭数は非常に少なく、FCI(国際畜犬連盟)公認犬種の中で最も絶滅する可能性が高い犬種としてもリストされています。フランスでは多くが実用犬として飼育されていますが、原産国外では多くがペットとして飼育されています。

ポン・オードメル・スパニエルの特徴は?

ポン・オードメル・スパニエルは、細身で脚が長く、凛とした顔つきをしています。耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾ですが、尾は3分の1の長さに断尾されることもあります。断尾はフラッシングドッグ(鳥猟犬)として働く際に尾を激しく振って音を立て、鳥を警戒させないようにするためにされますが、近年廃止傾向にあります。

被毛は短めの巻き毛で、油を多めに含み、水をよくはじきます。毛色はローン・アンド・ブラウン若しくはローン・アンド・レバーで、毛先が金色がかることがあります。

性格は、家族に対しては忠実でとても愛情深いですが、家族以外の人に対しては警戒心が強いです。

しつけの飲み込みはとても早く、状況判断力や協調性の面も優れています。子供や他の犬に対してもやさしく接することができ、落ち着きがあるのでペットとしても適した犬種であるといえます。見知らぬ人に対する警戒心が強いので番犬としても頼りになるでしょう。

運動は欠かせませんが、莫大に多いというわけではありません。泳ぐことと家族や友人と遊ぶことが大好きです。