ポヂュギース・ウォーター・ドッグ

2019-08-13

ポヂュギース・ウォーター・ドッグはどんなワンちゃん?

ポヂュギース・ウォーター・ドッグ(Portuguese Water Dog)は、ポルトガル原産の漁用犬種です。ポルトガルでは「カオ・デ・アグア(Cão de Água)」と呼ばれ、「ポルトガル・ウォーター・ドッグ(Portuguese Water Dog)」、「ポーティ(Portie)」などと呼ばれることもあります。

ポヂュギース・ウォーター・ドッグの歴史は?

ポヂュギース・ウォーター・ドッグの先祖は、5~8世紀の間にポルトガルに持ちこまれたウォータードッグタイプの犬だといわれています。さらにさかのぼった先祖は、中央アジアの牧畜犬種であるとされ、プードルやアイリッシュ・ウォーター・ドッグと同じ先祖であるといわれています。

ポヂュギース・ウォーター・ドッグは、ポルトガル南部の海岸地域で漁師の仕事を手伝っていました。水中に潜って漁網を回収したり、船の番や船と船の伝達犬としても活躍しました。なかには魚の群れを発見し、群れを集めて網の中に追い込む事のできる犬もいたといわれています。

20世紀に入るとポルトガルでは漁業が衰退すし、ポヂュギース・ウォーター・ドッグの需要も減り、絶滅寸前まで頭数が減ってしまいました。

しかし1930年代、保護活動が開始され頭数を増やして絶滅の危機から脱することができました。さらに犬種クラブが結成され、正式にスタンダード(犬種標準)が定められました。

1950年代には、イギリスやアメリカに渡り、海外でも知られるようになりました。

現在もアメリカなどで人気があり、オバマ大統領一家がホワイトハウスで飼うファースト・ドッグとして知られています。

日本では数は多くありませんが愛好家がおり、ブリーディングも行われています。

ポヂュギース・ウォーター・ドッグの特徴は?

ポヂュギース・ウォーター・ドッグの最大の特徴はその被毛です。被毛は2タイプあり、短めの「巻き毛」と長めの「波状毛」です。いずれも体全体に厚く密生し、水をはじき水中作業に適しています。毛は伸びやす、抜けにくくなっています。

ショー用の犬の被毛には「ライオン・クリップ」と「リトリバー・クリップ」の2種類のクリップが容認されています。ライオン・クリップは、胴の中央から後躯を泳ぎやすいように短く刈り込み、口吻も刈られます。リトリバー・クリップは、被毛全体を1インチ以内の長さで体形に添って刈られます。

毛色はチョコ、ジェット・ブラック、グリズル、ブラック・アンド・ホワイトなどがあります。

力が強く筋肉質で、水中でも陸上でも長時間作業をすることができます。耳は大きめの垂れ耳です。尾は垂れ尾で、水中での舵として機能するとされ断尾されません。

性格は友好的で忠実です。仕事熱心でやや警戒心が強いです。

ポヂュギース・ウォーター・ドッグは、家族と一緒にいることを好み、遊んだり作業したりすることが大好きです。他の犬ともうまくやっていけます。飼い主の指示によく従い、活動的なパートナーとなるでしょう。

毎日、精神的にも肉体的にも刺激を与える運動が必要です。できれば、泳いだり、何かを取ってくるような運動をさせてあげましょう。長めの散歩やジョギングなど、活発に動き回れるような運動をさせるのもよいでしょう。

温暖な気候の地域であれば屋外で過ごさせることもできますが、家族と一緒に過ごすことを好むので、家族の存在を感じられる場所で過ごさせてあげましょう。

被毛は2日に1回くらいの頻度でコーミングをし、月に1度はトリミングが必要です。