ベルガマスコ・シープドッグ

2019-08-12

ベルガマスコ・シープドッグはどんなワンちゃん?

ベルガマスコ・シープドッグ(Bergamasco Sheepdog)は、イタリア原産の牧羊犬種です。「ベルガマスコ・シェパード・ドッグ(Bergamasco Shepherd Dog)」、「カネ・ダ・パストーレ・ベルガマスコ(Cane da Pastore Bergamasco)」とも呼ばれています。単に「ベルガマスコ(Bergamasco)」と呼ばれることもあります。

ベルガマスコ・シープドッグの歴史は?

ベルガマスコ・シープドッグは、紀元前1000年から紀元元年頃、フェニキア人がイタリアに持ち込んだ牧羊犬に、地元の犬やマレンマ・シープドッグなどを交配させることによって誕生したといわれています。

護羊犬として使われ、羊を誘導し、泥棒や狼から護衛する役割を担っていました。丈夫で優秀な作業犬として重宝されていました。

19世紀になるとショードッグとしても活躍するようになり、被毛がさらに誇張されてより厚くなるように改良されました。

第二次世界大戦により頭数が激減し、絶滅の危機に陥ってしまいました。しかし、ベルガモ出身の愛好家の努力によってブリーディングが継続され、生き延びることができました。戦後ベルガマスコは珍しくて変わった犬種として国内外でさらに注目されるようになり、国外へも輸出が行われるようになりました。

現在はほとんどがショードッグとして飼育されていて、実用犬やペットとして飼育されているものは稀です。

ベルガマスコ・シープドッグの特徴は?

ベルガマスコ・シープドッグで最も特徴的なのは、その被毛です。ロープのように垂れた長いシャギーコート(むく毛)は、きめ細かく柔らかい肌毛と、油分を多く含む中毛、そして硬く粗い上毛の三層から成っています。寒さと雨風にとても強く、鎧のように狼の牙をほとんど通さないといわれています。

毛色はミルクからブラウンまで様々で、単色のものや2色のものがあります。

被毛に隠れて見えませんが、体はがっしりとした体格です。脚は長めで、尾はサーベル形の垂れ尾です。

性格は知的で忍耐強く優しいです。やや頑固な面もあります。

ベルベルガマスコ・シープドッグは非常に手入れが難しい犬種のため、初心者には飼育できません。また暑さに弱いため、日本のような高温多湿の季節がある国では飼育は難しいとされています。

運動量は多いです。しつけの飲み込みはよく、状況判断力も非常に優れています。

ロープ状の被毛は一か月に1度程度、一本一本手洗いでシャンプーします。ブラッシングは顔と尾の部分のみ行うことができます。

ペットとして飼育する場合は、ライオンクリップを施したり、夏期にはすべて被毛を刈り取ることもできます。

暑い環境では、熱中症や皮膚病に注意が必要です。また、目に被毛が入らないように注意しましょう。