ブロホルマー

ブロホルマー(Broholmer)は、デンマーク原産の牧牛犬種です。デーニッシュ・ブルホルマーとも呼ばれています。犬種名は、この犬種の絶滅の危機を救った伯爵の出身地、フュン島のブロンホルム地方にちなんでいます。

ブロホルマーは、16世紀、イングリッシュ・マスティフをもとにデンマーク産の数犬種を交配させて作り出されました。

デンマークの王室で牧牛犬として使われていました。当時は王家の者しか飼育できない特別な犬種でしたが、時が経つに連れて貴族や一般階級の人にも飼育されるようになっていきます。そして牧牛犬としてだけでなく番犬としても広く使われるようになりました。

20世紀になり、2度の世界大戦の戦禍でブロホルマーの頭数は激減し、一時は絶滅宣言が出さたほどでした。

しかし、ニルス・フレデリック・セーヘステット伯爵というブロホルマーの愛好家がデンマークのケネルクラブに再生活動を提案し、1974年に純血犬の捜索活動が開始されました。その結果、2頭の純血犬と数十頭の純血にとても近い犬を発見することができ、この犬たちをもとにブリーディングが行われました。犬種として復活させることに成功し、1982年にFCI(国際畜犬連盟)に公認犬種として登録されました。

現在、ブロホルマーはペットやショードッグとしてヨーロッパで人気があります。

ブロホルマーはマスティフ種の血を引きますが、それほどがっしりし過ぎず、筋肉質で引き締まった体つきです。顔つきは優しく、口角がやや上がっています。耳は折れ耳で、尾は太い垂れ尾です。

被毛はスムースコートで、毛色はフォーンやレッドなどの単色にホワイトのパッチが入ったものなどがあります。ブラックマスクを持つ犬もいます。

性格は温和で優しく、友好的で平和主義です。改良の際に気性が穏やかなもののみを選択して繁殖を行ってきたため、大人しい性格の犬種として名高いです。

ブロホルマーは攻撃的なところは無く、子供や他の犬とも仲良くできます。しかし家族に危機が迫ったと感じた時に限って、相手を攻撃します。

飼育しやすい犬種といえますが、力が強いため制止が利くようにしっかりとしつけておく必要があります。

運動量は多めです。