プロット・ハウンド

2019-08-12

プロット・ハウンドはどんなワンちゃん?

プロット・ハウンド(Plott Hound)は、アメリカ合衆国原産のツリーイング・ドッグ犬種です。犬種名は作出者の名前「ジョナサン・プロット」からきています。

プロット・ハウンドの歴史は?

ツリーイング・ドッグとは、木の上に追いつめて獲物を狩る猟で用いられる犬種を指し、主にアメリカ合衆国、カナダ、メキシコで活躍しています。ヨーロッパ原産のセントハウンドが祖先ですが、北米の動物は追い詰められると木に登ってしまうことが多く、ツリーイング・ドッグは木の上に追いつめられた獲物に向かって大きな吠え声で吠え続けられるように改良されています。

プロット・ハウンドの先祖犬は、1750年代に、ドイツからアメリカへ移住したジョナサン・プロットが連れてきたイノシシ狩り用の猟犬です。この先祖犬の起源は不明なことが多いですが、移住の数十年前にブラッドハウンドや他のセントハウンド犬種を掛け合わせて作り出されたといわれています。

この先祖犬はアメリカ合衆国で、純血を保ちながらもツリーイングも行なえるように適応しました。

アメリカクロクマやアライグマ等を追いかけて木の上に追い詰め、吠えて逃げられないようにし、主人に銃で仕留めてもらうというツリーイング作業をこなし、自ら振り落として仕留めることもできました。

また、グリズリーなどの大型哺乳類をパック(集団)で追跡して仕留めるセントハント(嗅覚猟)を行なう事にも使われました。

プロット家によって徹底的に血統の管理が行われていましたが、19世紀の始め、レパード・スポテッド・ベア・ドッグと異種交配され、そのハーフ犬が血統に加えられる事が決定されました。その結果、血統が活性化され狩猟能力や犬質が更に向上しました。

その後人気は更に高まり、現在でもアメリカ国内では猟犬として人気の高い犬種となっています。ペットやショードッグとして飼育されている犬は稀で、アメリカ国外ではほとんど飼育されていません。

プロット・ハウンドの特徴は?

プロット・ハウンドは筋肉質で引き締まった体つきをした、長い脚を持つ犬種です。アゴの力が強いです。耳は垂れ耳で、尾は先細りの垂れ尾です。

被毛は硬めのスムースコートで、毛色はブラック・ブリンドル(黒虎毛)です。

プロット・ハウンドの性格は忠実で冷静で狩猟本能が高いです。状況判断力に優れ、粘り強く、自分よりも体が大きい獲物に対しても勇敢に戦いを挑みます。

猟犬として飼育するのに適しています。生粋の猟犬種であるため一般家庭での飼育は難しいです。獲物を追跡し、追いかけたりすることを好み、獲物を探すことの無い場所ではストレスを感じてしまいます。

運動量もとても多く、起伏の多い野山も疲れることなく1時間は駆け回ることができます。

かかりやすい病気は心疾患や運動のし過ぎによって起こる関節疾患などです。