フレンチ・スパニエル

フレンチ・スパニエル(French Spaniel)は、フランス原産のスパニエル犬種です。エパニョール・フランセと呼ばれることもあります。

フレンチ・スパニエルは、14世紀には既に犬種として存在していました。シャン・ド・オイセルという古いセッター犬種がもとになっているといわれています。

鳥猟犬として使われ、猟で必要な犬の仕事を全てこなすことができます。まず鳥の臭いを追跡し、発見すると姿勢で主人に知らせます。場合によっては、主人の指示で茂みから鳥を飛び立たせるフラッシングを行う事もあります。そして、主人が仕留めた獲物を回収する作業も行います。

16世紀から18世紀までの間はフランスだけでなくヨーロッパ中で人気がありましたが、19世紀にイングリッシュ・セッターに取って代わられ、頭数が減少し絶滅寸前に陥ってしまいます。しかし、生き残ったフレンチ・スパニエルを国内外から集め、10頭に満たない頭数からブリーディングが行われ、絶滅の危機を免れることができました。

現在は、猟犬としてよりも家庭犬として人気があり、フランスでは再び人気犬種となっています。しかし、フランス以外ではあまり見かけることはありません。

フレンチ・スパニエルは、引き締まった体つきをしています。マズルの先は丸く、鳥を傷つけずにしっかりと咥えるために上唇が少し長くなっています。耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾で、耳や尾には飾り毛があります。

被毛はわずかにウェーブがかった厚いロングコートで、やわらかい毛質です。二重構造になっているため、防水性や防寒性に優れています。毛色はホワイトをベースとしてそれにレッド、ブラウン、レバーなどの斑が入っています。

性格は冷静で社会性が高く、繊細でやさしいがやや内向的です。

フレンチ・スパニエルはしつけの飲み込みや状況判断力はよく、家族に対しとても優しく友好的に接します。初対面の人や犬に対しては用心深くなりますが、家族の仲間だと判断すると好意的に接することができます。ペットとして飼うのにも適しています。

運動は欠かせず、運動量は普通です。

かかりやすい病気は股関節形成不全や関節疾患などです。

殺処分ゼロを考えて!!