ブルドッグ

2019-08-12

ブルドッグはどんなワンちゃん?

ブルドッグ(Bulldog)は、イギリス原産の犬種です。犬種名の「ブル」は雄牛を指し、この犬種が雄牛と闘うブルベイティングという競技に使われていた事に由来しています。

ブルドッグは、かつてブルベイティングに使われた犬がもととなっている犬種です。

ブルドッグの歴史は?

ブルベイティングは13世紀にイギリスの貴族が始めたのがきっかけで全国に広がり、19世紀に至るまで娯楽として人気がありました。この競技は、雄牛を杭につなぎ、そこに数頭の犬を放ち、最初に牛の鼻に噛み付き牛を倒した犬の持ち主に高額の賞金が支払われるというものでした。

ブルベイティングに使われる犬は必然的に獰猛で攻撃的なものが作り出されました。身体の特徴も、競技に適したものに変化していきました。牛に噛み付く力を増強し、皮膚をたるませて牛の角によるダメージが少なくなるようにされました。他にも、鼻の位置や首の短さなども競技に有利になるよう工夫された特徴です。

さらに体重が重い方が有利だったので、当時ブルドッグと呼ばれていた犬種の体重は60kg近くに達していたといわれています。現在のブルドッグの外貌とは大きく異なっています。

イギリスで動物愛護が重視されるようになると、1835年、ブルベイティングや闘犬が禁止されました。

闘犬種の存続が危ぶまれましたが、熱心なブリーダー達がブルドッグの保存と改良に乗り出します。獰猛で攻撃的な気質を抑え、温和な性格となったのが現在のブルドッグです。

しかし、改良の過程で近親交配を行ったことが原因で、多くの健康問題を持つようになりました。以前のように牛と闘うことはできません。

ブルドッグはイギリスで国犬として指定され、イギリス海軍のマスコットにもなっています。

現在はペットとして世界中で人気のある犬種となっています。

ブルドッグの特徴は?

ブルドッグは肩幅が広く、重心が低くどっしりとしています。頭部が非常に大きいことでも知られています。短いマズルと顔の皮膚のたるみも特徴的です。

被毛はスムースコートで、毛色はホワイトとレッド、フォーン、ファロー(淡黄色)などの組み合わせか、単色にブラックのマスクがあるものなどです。

性格は忠実で愛情深く、勇敢です。

ブルドッグは身体・健康の問題が多いという特徴もあります。

頭が非常に大きいため、胎児の頭部より雌の骨盤が小さく自然分娩はほぼ不可能で、帝王切開しないと出産できないことが多いです。俊敏な動きができず、また下アゴが出っ張りすぎて噛む事自体が苦手です。しわが深く、放っておくと皮膚炎などなってしまいます。鼻が短いため、体温調節が苦手で、いびきやよだれが多くなっています。

ブルドッグは頑固な面もありますが、見た目とは違い、陽気でおどけたところのある、素直でおっとりした犬種です。

毎日外に出たくてウズウズしているような活動的な犬種ですが、必要な運動量は少なめです。

また、ほとんどのブルドッグは、高いところから飛び降りたり、泳いだりすることができないので注意が必要です。

高温多湿の環境に弱いので、気温が高く湿気の多い季節には、冷房のきいた室内に入れてあげましょう。

多くのブルドッグは、ゼーゼーと苦しそうに息をしたり、いびきをかいたり、よだれをたらしたりするといった特徴を持っています。

被毛は最低限の手入れをしていれば問題ありませんが、顔と尻尾のしわの間をこまめに拭いて清潔に保つことが必要です。