ブリタニー・スパニエル

2019-08-12

ブリタニー・スパニエルはどんなワンちゃん?

ブリタニー・スパニエル(Britany Spaniel)は、フランスのブルターニュ地方原産の鳥猟犬種です。犬種名は原産地の地名に由来しています。

ブリタニー・スパニエルの歴史は?

ブリタニー・スパニエルの生い立ちについての詳細は不明ですが、17世紀の絵画やタペストリーにはブリタニー・スパニエルの特徴を持つ犬が登場することから、その頃には既に犬種として存在していたとされています。

鳥猟犬として多目的に使われていました。獲物を発見するとポイントと呼ばれる姿勢をとって主人に知らせることができる犬をポインターといい、主人が仕留めた獲物を回収する犬をレトリーバーといいますが、ブリタニー・スパニエルはポインターとしてもレトリーバーとしても働くことができました。

本種は、フレンチ・スパニエルに分類されていましたが、1907年にフランスで最初に独立犬種として登録されました。

1930年代になりアメリカに渡るようになると、ブリタニー・スパニエルは野外競技では卓越した能力を示し、有能な鳥猟犬としても人気を集めました。

しかし、20世紀の後半になる狩猟の縮小や乱繁殖によって頭数が激減し、犬質も低下してしまいます。

現在は頭数も犬質も回復し、世界的な人気も取り戻しつつあります。実猟犬としても、ショードッグ・ペットとしても人気が高い犬種となっていて、日本でも数頭飼育されています。

ブリタニー・スパニエルの特徴は?

ブリタニー・スパニエルは筋肉質で均整がとれた体躯を持ちます。マズルは中ぐらいの長さで頭部は小さめ、脚は長いです。歩幅が広い事は重要で、駆け足の際には後足が前足の残した跡に踏み込むか、さらに前方に着地します。

耳は垂れ耳で、尾はサーベル型の垂れ尾ですが、実猟犬として使われている際にはかなり短めに断尾することが多いです。生まれつき尾の無い犬もいます。断尾するのは先祖がフラッシングを行うスパニエル犬種であったことの名残で、使役時に興奮して尾を激しく振ることで鳥を警戒させることが無いように行われていました。

被毛は滑らかなショートコートで、胸、臀部、尾などには飾り毛があります。毛色はレッド・アンド・ホワイトが多く、胴体などにレッドローン(かす毛)が入ることも多いです。稀にブラウン・アンド・ホワイトやブラック・アンド・ホワイト、トライカラー(白・黒・茶)の毛色も存在します。

性格は陽気で人懐こく、愛情深いです。

ブリタニー・スパニエルは子供や他の犬とも仲良くすることができ、温厚で、小さな子供や仔犬に対しても寛容です。しつけの飲み込みや状況判断力に優れ、ペットとして飼うのにもよく適しています。

しっかりと運動をさせてあげることが必要で、毎日1時間程度は体を動かすようにします。

温暖な気候のもとでは屋外で過ごさせることも可能ですが、家族との交流を必要とする社交的な犬種なので、家族の目の届くところで過ごさせるとよいでしょう。

被毛は特に分厚くはありません。1週間に1~2回のブラッシングをしてあげましょう。

かかりやすい病気は股関節形成不全、口蓋裂、血友病などがあります。