ブリアード

2019-08-12

ブリアードはどんなワンちゃん?

ブリアード(Briard)は、フランスのブリ地方原産の牧羊犬種です。

ブリアードの歴史は?

ブリアードは古い歴史をもちますが、その起源については不明です。しかし、8世紀頃の記録にブリアードに似た犬が描かれており、その頃には既に存在していた犬種であると考えられています。

チーズで名高いフランスのブリー地方が原産地で、古くから番犬や牧羊犬、特に狼などの害獣から家畜を守るために飼育されていたようです。

フランス革命を境にフランス北部の牧場地帯が耕地に変わり、牧羊犬の需要が減りました。ブリアードは市街地でも飼育されるようになり、やがてフランスを代表する家庭犬となりました。

第一次世界大戦が勃発すると、一時、犬種の存続は非常に危ういものとなりました。厚志家の努力により、なんとか絶滅の危機は回避することができました。

第一次世界大戦では、軍用犬として見張りやパトロール、物資輸送の任務に服します。戦後、人目を引く容姿と温和な性質から世界的に人気のある犬種となりました。

現在は、実用犬としてよりもペットやショードッグとして飼育される犬の方が多くなってきています。日本ではまだ知名度はあまり高くありませんが、飼育されています。

ブリアードの特徴は?

ブリアードは筋肉質の引き締まった体つきをしていて、脚は長くいです。後ろ足には2本の狼爪があります。マズルは太く短めです。

耳は垂れ耳と立ち耳の2タイプがあり、両タイプに飾り毛があります。垂れ耳のものと立ち耳のものの間での交配はあまり好ましくないとされ、控えられています。尾は長く、ふさふさとした垂れ尾です。

被毛は印象的な、長く豊かで少しウエーブがかったシャギーコート(むく毛)です。この被毛は雨風をしのぎ、防寒をするために発達したものです。毛色はフォーンやブラック、グレー、アイボリーなどの単色ですが、マズルと耳が黒くなることが多いです。

性格は従順で愛情深く、優しいです。「毛皮に包まれた心」と形容される事があるほど、忠実で飼い主の良き友となる犬です。

ブリアードは家族だけでなく家族以外の人や犬とも仲良くすることができます。子供や仔犬の面倒を見ることも大好きです。ペットとして飼育するのによく適した気質だといえます。

ただし、もともと一日に80kmもの距離を走り回る犬種であるため、運動量の多さには覚悟が必要です。家畜の群れを管理する能力を発揮できるような運動をさせると夢中になって取り組みますが、長めの散歩やジョギング、または短いトレーニングをいくつか組み合わせた運動をさせてもよいでしょう。

温暖な地域や涼しい天候の地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、できれば、室内と庭とを自由に行き来できるような環境を作ってあげるのが理想的です。

体を覆っている長い被毛はもつれやすいので、1日おきにブラッシングかコーミングをしてあげましょう。

かかりやすい病気は大型犬でありがちな股関節形成不全、地肌が湿気で蒸れて起こる皮膚疾患、被毛が目に入って起こる眼疾患などです。