ブラジリアン・マスティフ


ブラジリアン・マスティフはどんなワンちゃん?
ブラジリアン・マスティフ(Brazilian Mastiff)は、ブラジル原産のガードドッグ犬種です。「フィラ・ブラジレイロ」とも呼ばれています。

ブラジリアン・マスティフの歴史は?
ブラジリアン・マスティフは15世紀に、イギリスのマスチフ、ブラッドハウンド、ブルドッグなどとの交配によって誕生しました。
大型獣を狩るための猟犬を目指して作出されましたが、獲物を生け捕ることができることから、番犬として使われるようになりました。ブラジリアン・マスティフは敷地に入ってきた泥棒や逃げ出した奴隷を無傷で捕らえるために役立ちました。
ブラジルでは本種を番犬として使うとき、ブラジリアン・テリアと一緒に番をさせることがあります。これは、ブラジリアン・マスティフが怠けて侵入者を見逃してしまう場合でも、ブラジリアン・テリアが吠えて知らせる、よい相方となるためです。
20世紀にはアメリカ合衆国やヨーロッパなどにも輸出され、ガードドッグとして人気が出てきています。

ブラジリアン・マスティフの特徴は?
ブラジリアン・マスティフはマスティフ犬種です。唇の皮膚がかなりたるんでいます。脚は長いですが、前脚よりも後ろ脚が長いため、走るのはあまり速くないといわれています。ブラットハウンドから受け継いだ嗅覚は鋭いです。アゴの力は強靭ですが、人を噛むことはあまりないといわれています。
被毛はスムースコートで、毛色はブリンドル、フォーン、ブラック、クリームなど様々です。
性格は防衛本能や警戒心、縄張り意識がとても強く、番犬気質です。ものぐさな一面もあります。
ブラジリアン・マスティフはしっかりとしたしつけを行わないと最悪の場合、人に噛みついてしまうこともあるため、初心者には飼育できない犬種です。
家族に対しては忠実で優しい犬種です。しかし、家族に外敵が迫っていると判断した場合には勇ましく飛び掛り、押さえつけます。
運動が嫌いな傾向があり、必要な運動量も大型犬としては少ないですが、しっかりと運動させます。

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