プーリー

2019-08-11

プーリーはどんなワンちゃん?

プーリー(Puli)はハンガリー原産の牧畜犬種です。「プーリー」はハンガリー語で「リーダー」を指します。長い縄状の被毛が特徴です。

プーリーの歴史は?

プーリーは1000年以上前に中央アジアの遊牧民によってハンガリーに持ち込まれました。

プーリーは牧羊犬として働き、群れから離れた羊を群れに戻すことができました。羊の背に飛び乗り、背を引っ掻いたり首筋を噛んだりして、方向をコントロールしていました。

17世紀以降、ハンガリーでは西欧民族の流入によりフランスやドイツの牧羊犬とプーリーとの交雑が進み、純血犬が絶滅に近い状態となってしまいます。

1912年にプーリーの復元プログラムが実行され、1915年にプーリーのスタンダードが制定されました。

第二次大戦の戦渦により、再び壊滅状態に至ってしまいますが、北米のブリーダーによって系統が守られました。

現在は、珍しい犬種ではあるものの、ペットやショードッグとして一定の人気を集めています。

プーリーの特徴は?

プーリーはコモンドールと、縄状の被毛や体形が似ていますが、性質は異なっています。

プーリーは活発で身軽に動きます。牧畜犬、番犬としての能力も高く、家畜の群れを保護する意識が強いです。体がそれほど大きくないにもかかわらず外敵を威嚇、追い払おうとし、自身が傷を負うこともめったにないといわれています。

被毛は二重構造で、縄状に巻いていますが、その具合には個体差があります。太さはさまざまであり、断面も平らであったり円型とさまざまで、これは被毛の質とアンダー・コート、オーバー・コートのバランスが影響してあらわれる差です。

毛色は黒が多いですが、白、グレイ、クリームもあります。

黒が多いのは、羊と区別がつきやすいためです。さらに羊は明るい毛色よりも黒のプーリーに従いやすいともいわれています。

プーリーは愛情細やかな番犬、家庭犬として人気上昇中の犬種です。警戒心が強く、他人に対しては危害を加えないことが分かるまでは警戒し続けます。番犬としてはとても頼りになりますが、客人などに危害を加える可能性もあるため、安易に近づけない方がよいでしょう。

また、頑固でわがままになる場合があるので、仔犬のころからしっかりとしつけ、犬に飼育者が上位であることを示すことが必要です。

家畜の群れを管理するような仕事を任せると、張り切ってその仕事に熱中する活動的な犬種なので、毎日の運動は欠かせません。適度な散歩やジョギング、または、精力的な刺激となるゲームやトレーニングを取り入れるとよいでしょう。

ひも状に束ねた被毛には土など汚れがついて固まりやすいので、定期的に束をひとつひとつ分けてあげてください。シャンプーをすると被毛が乾くまでにかなり時間がかかり、1日仕事になることもあるので注意が必要です。

被毛をバリカンなどで刈ってもよいですが、被毛の生え換りがほとんど無いので、短くし過ぎても簡単に伸びません。