ブービエ・デ・フランダース

2019-08-11

ブービエ・デ・フランダースはどんなワンちゃん?

ブービエ・デ・フランダース(Bouvier des Flandres)は、ベルギーとフランスの国境地帯フランドル地方原産の牧畜犬種です。「ブービエ」は、フランス語で「牛飼い」を意味します。ベルギーには多種のブービエが存在しましたが、ほとんどの種が絶滅し、本種が唯一つの生き残りです。

ブービエ・デ・フランダースの歴史は?

ブービエ・デ・フランダースは16世紀前後に、スペイン人がフランドル地方に持ち込んだ犬が起源と考えられています。マスティフ犬種や牧羊犬種、さらにスパニエル犬種やグリフォン犬種の血を引いているといわれています。

広大な農場で、家畜の群れを誘導する牧畜犬として働いていました。他にも、家畜と農場を警備したり、荷車を牽引したりといった作業もこなしていました。

1912年に初めてのスタンダードが発表されました。

フランスでは人気のある犬種となり、第1次世界大戦では救急時に医療物資を運搬する医療犬や情報を伝えたりする伝令犬として活躍していました。しかし戦火に巻き込まれて、ほとんどの犬の命が失われ、絶滅の危機に直面しました。

戦後、わずかに生き残った数頭の犬を基礎に復活を果たします。国外のドッグショーに出るようになると、注目をあつめます。

ブービエ・デ・フランダースの特徴は?

現在、知名度は高くないまでも、ドッグショーやハーディング競技(牧畜競技)で見られる犬種のひとつとなっています。

ブービエ・デ・フランダースは、毛色や大きさなどにいろいろなタイプがあります。それは、牧畜犬・牽引き犬・警備犬など、様々な役割を担ってきた結果です。

特徴的な被毛は長く全身を覆い、目や口の周りも覆っています。毛色はグレーやブラックなどです。

性格は穏やかで、警戒心があります。

ブービエ・デ・フランダースは独立心が旺盛で、たまに支配的になることもありますが、基本的には人を喜ばせることが大好きです。

警戒心が強く、見知らぬ人に対しては距離を置き、他の犬に対しては攻撃的になることがあります。

活発な犬種なので、毎日十分な運動をさせます。長めのジョギングや散歩、一緒に遊んだりすることが必要です。

温暖な気候や涼しい気候の地域では、屋外で飼うことも可能ですが、家の中と、庭などの屋外を自由に出たり入ったりできるようにしてあげるのが理想的です。

被毛は、1週間に1~2回はくしでコーミングをし、3カ月に1回程度ははさみでカットします。5cm前後の長さにトリミングして毛を整えると、その後のお手入れがしやすいです。ドッグショーに参加させるのであれば手で丁寧にむだ毛を取り除くとよいでしょう。