ブーアブール

2019-08-11

ブーアブールはどんなワンちゃん?

ブーアブール(Boerboel)は、南アフリカ共和国原産のマスティフ犬種です。「ボーアボール」などとも表記されることもあります。「アフリカン・マスティフ」とも呼ばれています。

ブーアブールの歴史は?

ブーアブールは、ボーア・ドッグというモロシアタイプの犬種がもとになっています。ボーア・ドッグは1652年には南アフリカ共和国に既に存在していた犬種です。1820年代に他のモロシアタイプ犬種やオールド・イングリッシュ・ブルドッグ、ブルマスティフなどを交配させることで、ブーアブールが誕生しました。

ブーアブールはガードドッグとして使われていました。南アフリカの先住民の農地を見張り、泥棒の確保を手伝うこともありました。人をライオンや人食いハイエナから護衛する仕事もしていました。白人が移住してくると、奴隷狩りを手伝うようにもなりました。

ブーアブールは人気が高かったため、1950年代になると無計画な異種交配により雑種化が進みました。純血の犬が激減してしまい絶滅の危機に陥りました。

しかし1980年代に入ると純血犬を復活させるため5人の有志が立ち上がります。しかしこの活動は大変なもので、国中を走り回ってしらみつぶしに純血犬を探し、やっと発見した犬同士を交配させる度、仔犬を引き取る度に遠く飼い主のもとへ赴くというものでした。

この苦労が実り、1990年代には犬種として復活を果たすことができます。

現在もまだ世界的な知名度は低いですが、実用犬として人気が高まっています。

ブーアブールの特徴は?

ブーアブールは、がっしりした筋肉質で骨太の体格を持つマスティフ犬種です。首は太く、のど下のたるみがあります。頭部は大きく、マズルは太く短くなっており、アゴの力は強靭です。脚は長いです。耳は垂れ耳ですが、断耳して立たせるか成形して丸い立ち耳にすることもあります。尾は先細りの長い垂れ尾ですが、尾も短く断尾することもあります。

ブーアブールの被毛はスムースコートです。毛色はレッドやフォーンのグラデーションなどがあります。マズルにはブラックマスクが入る事が多いです。

性格は主人に忠実で、警戒心とプライドが高く、独立心旺盛で勇猛果敢です。これはガードドッグとしてブリーディングされてきたためです。

ブーアブールを飼育する経験と知識の無い初心者は、飼育することができない犬種です。

頑固なため手なづけて訓練を行うことが難しいですが、手懐ける事ができればとても忠実になり、主人の気持ちを敏感に察するようになるといわれています。

運動量はやや多めですが、体重が重いため腰に負担がかかりやすく、過度な運動は避けるべきです。

マスティフ系犬種のため、よだれが多いです。