フィニッシュ・スピッツ

2019-08-11

フィニッシュ・スピッツはどんなワンちゃん?

フィニッシュ・スピッツ(Finnish Spitz)は、フィンランド原産のスピッツ犬種です。スウォメンピュスティコルヴァと呼ばれることもあります。フィンスキーの愛称で親しまれています。フィンランドの国犬として指定されています。

フィニッシュ・スピッツの歴史は?

フィニッシュ・スピッツは、フィンランドに古くから存在していた古代犬種です。フィン・ウゴル族がユーラシア大陸からフィンランドへと移動してきた時に、一緒に連れてこられたといわれています。

キャンプ暮らしのフィン・ウゴル族の番犬として、また猟犬として活躍していました。

パック(集団)でクマを狩るだけでなく、リスや鳥の猟でも働き、その方法は少し変わっていました。木の上にリスや鳥がいるのを見つけると、ペースの速い吠え声(1分間に160回以上吠える)を出し、それに加えて尾を前後にゆっくりと揺らして獲物の気を引きます。それにより身動きが取れなくなった獲物を主人が撃ち落とし、フィニッシュ・スピッツが回収して狩猟は完了します。

用途の広い本種は人気が高く、広い地域で飼育されていました。

ところが1800年代初めに、他の犬種がこの地方にやってくるようになると、異種交配が行われて、純血のフィニッシュ・スピッツはほとんど姿を消してしまいます。

1800年代後半に、フィンランド人の二人が、異種交配をしていない、何頭かの純血種のフィニッシュ・スピッツを発見します。彼らはその犬たちを気に入り、この絶滅の危機に陥っている犬種を救おうと立ち上がりました。そして頭数を増やすことに成功し、復活を遂げます。

現在でも世界的な人気を誇り、ペットやショードッグとしてのほか、一部は猟犬として使われています。

フィニッシュ・スピッツの特徴は?

フィニッシュ・スピッツはスピッツタイプの犬種で、立ち耳とふさふさの巻き尾を持ちます。足腰はしっかりしていて、雪の積もった野山を駆け回ることが大好きです。

被毛は厚く二重構造で、防寒性が高くなっています。夏はショートコート、冬はロングコートに換毛します。毛色は赤みがかったゴールドです。

性格は人懐こくて寂しがりです。

フィニッシュ・スピッツは、ペットにも向いている犬種ですが、唯一の欠点は吠え声がよく通ることです。これは猟犬として使われていたためですが、しつけによってカバーすることができます。

毎日の運動が必要なので、長めの散歩や、囲いのある安全なスペースで自由に走らせるといった運動を取り入れてあげましょう。

寒さに強いですが暑さには弱いので、夏の暑い日には冷房のきいた室内に入れてあげましょう。温暖な地域や涼しい地域では、屋外で飼育することもできますが、室内で家族と暮らすのが理想的です。

被毛には、1週間に1~2回程度のブラシングをし、週3回以上はむだ毛や抜け毛を取り除いてあげましょう。

本種はとても清潔です。被毛はあまり脂っぽくなく、犬独特の臭いもほとんどありません。