フィールド・スパニエル

2019-08-11

フィールド・スパニエルはどんなワンちゃん?

フィールド・スパニエル(Field Spaniel)は、イギリスのイングランド原産の犬種です。

フィールド・スパニエルの歴史は?

フィールド・スパニエルはサイズの大きいイングリッシュ・コッカー・スパニエルを起源としています。

19世紀の末、正式な犬種としてフィールド・スパニエルが認められてからは、その特徴をさらに強調するためにサセックス・スパニエルの血統を取り入れる交配が繰り返し行われました。しかしその結果、骨太で胴が長く脚の短い太り気味の犬が誕生してしまい、スパニエルにあるまじき犬とまでいわれました。人気が無くなり、大幅に頭数が減少してしまいました。

その後、スプリンガー・スパニエルとの交配によって容姿や猟性能を洗練させることに成功します。 

人気も回復していきますが、2度の世界大戦の戦禍により、一時は直系の子孫が4頭だけになってしまうほど深刻な危機に陥りました。

戦後、頭数を増やしましたが、現在も非常に希少で珍しい犬種となっています。

フィールド・スパニエルの特徴は?

フィールド・スパニエルの容姿は実猟タイプとショータイプのものとでは異なっています。実猟タイプのものはマズルが長く先が尖っていて、耳と胴が短く脚が長いです。ショータイプのものはマズルが短く先が丸くなっていて、耳と胴がやや長く脚が短めです。

耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾ですが、短めに断尾することがあります。

持久力が抜群で、奥深い茂みや水の中といった厳しい環境でも十分に狩猟能力を発揮できます。

被毛は柔らかく、少しウェーブがかかったロングコートです。この被毛が、トゲや水から体を守る役目を果たしています。

毛色はタンマークの入った黒、レバー、ローンで光沢があります。

性格は従順で繊細です。自主性があり、活発です。

フィールド・スパニエルは見知らぬ人に対しても攻撃的な態度はとらず、距離を置いて控えめに接します。他の犬や猫、子供などとも仲良くできます。

毎日の運動が不可欠です。屋外を走り回らせたり、探索させてあげたり、リードをつけての長めの散歩を取り入れたりするとよいでしょう。

しつけの飲み込みは少し遅く、根気強いトレーニングが必要です。

暖かい小屋を用意してあげれば、屋外で飼育することも可能ですが、できれば、室内と屋外にいる時間をバランスよくとってあげるのが理想的です。人との交流を絶えず求める犬種なので、できるだけ家族と一緒に過ごす時間を設けてあげましょう。

被毛の手入れは、1週間に1~2回程度、ブラッシングとコーミングをします。また、被毛が伸びすぎないように、2~3カ月に1回程度トリミングをします。ショーに参加するのであれば、バリカンやハサミでむだ毛を丁寧に刈ったり、くしですき取ったりといったまめな手入れが必要です。

耳を清潔に保つよう心掛けましょう。