ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラ

2019-08-11

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラはどんなワンちゃん?

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラ(Hungarian Shorthaired Vizsla)は、ハンガリー原産のポインター犬種です。単にビズラ、ビーシュラと呼ばれる事が多いです。

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラの歴史は?

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラ(以下、ビズラ)は、約1000年前、中央ヨーロッパを遊牧していたマジャール族が連れていた犬がもとになったといわれています。また、土着の犬種がマジャール族によって改良されたという説もあります。中世に書かれた鷹狩りについての文書のなかに、ビズラによく似たタイプの犬が描写されています。

後にイギリスとドイツのポインター犬種と交配することで洗練され、ハンガリアン・ポインター、イエロー・ポインターと呼ばれるようになりました。

ハンガリーには季節ごとに多種の鳥類が集まり、ウサギなどの小動物も大量発生するという事情があります。また穀倉地帯であり、害獣の駆除や食肉の調達を目的とした狩猟が盛んでした。

ビズラは主にポインターとして、獲物を追跡し主人に獲物の居場所を教える仕事をしていました。さらに撃ち落とされた獲物を回収するレトリーバーとしても働くことができました。

ビズラは忍耐強い走力と優れた嗅覚、獲物に気付かれず近付く注意深さを持った、理想的な猟犬として18世紀までにはその地位が確立され、男爵や将軍に好んで飼われていました。

しかし19世紀末の、第一次大戦の終わり頃にはビズラは絶滅寸前にまで数が減ってしまいます。

その後、愛好家により繁殖が続けられましたが、1945年、ハンガリーはロシアの侵攻を受けたため、ビズラをドイツ、オーストリア、イタリア、チェコ、トルコなどヨーロッパの国々に避難させます。

輸出先でビズラは急速に愛好家を増やし、狩り場やドッグショー、そして一般の家庭でもペットとして飼育されるようになりました。

現在は原産国のハンガリー以外ではほとんどがペットもしくはショードッグとして飼育されています。

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラの歴史は?

ハンガリアン・ショートヘアード・ビズラは細身ですが、ボディは筋肉質で引き締まっています。脚は長めです。目は小さく、耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾です。尾は3分の2ほどの長さに断尾されることもあります。

被毛は艶のあるスムースコートです。毛色はブラウン・ゴールドかマホガニー・レッドの単色です。

性格はおおらかで、猟犬種ですが攻撃的な面はありません。

ビズラは温和で、他の犬や人、子供に対しても優しく接することができます。無駄吠えも少なく、しつけもよく入り、家庭犬に求められる多くの特性を持っています。

ただし、繊細な一面もあるため体罰などは絶対にしてはいけないといわれています。

温暖な地域で雨風をしのげる小屋を用意してあれば屋外で飼うこともできますが、寒い夜には屋内に柔らかい寝床を用意して眠らせてあげてください。

毎日かなりの運動をさせる必要があります。短い散歩では足りず、ジョギングのお供をさせたり、広い場所で思い切り走らせてあげられるとよいでしょう。

被毛は、時々ブラッシングをして、抜け毛を取り除いてやる程度で十分です。