ハバニーズ

2019-08-11

ハバニーズはどんなワンちゃん?

ハバニーズ(Havanese)は、愛玩犬種です。「ビション・ハバニーズ」とも呼ばれます。このオリジナルの姿を再現した犬種はハバナ・シルク・ドッグと呼ばれ、別犬種として扱われています。

キューバの国犬となっています。

ハバニーズの歴史は?

ハバニーズの先祖犬は、イングランドで見つかった13世紀の記録に登場する、ビション・フリーゼと同じ系統の古い犬種であると考えられています。また、改良の過程でマルチーズやプードルとの交配も行われました。

16世紀前半にスペイン人からこの先祖犬種がキューバの上流階級の人々に渡ったといわれています。当時キューバはスペインの植民地で、スペイン以外との交易を厳しく制限されていたため、結果的にハバニーズは閉鎖的な環境で繁殖される事になり、現在のハバニーズに発展したと考えられます。

ハバニーズは上流社会で贈り物として譲渡されたので、庶民が手に入れることはありませんでした。やがてロシアやフランスなどに輸出され、18世紀中頃には、しばしばドッグショーに出陳され、王族や貴族に飼育されました。

キューバで革命が起きると、上流階級の人々に愛されたハバニーズは多くが命を落としました。その後、庶民のペットとして飼育されるようになりますが、二度の世界大戦の戦禍により絶滅の危機に直面します。キューバにいたハバニーズはほとんど全滅してしまいますが、アメリカ合衆国に残っていたハバニーズをもとに繁殖活動が行われます。

その後、キューバの情勢がある程度安定するとアメリカからハバニーズが送り返され、再びキューバでもブリーディングが行われるようになりました。

現在、アメリカやヨーロッパで人気が高まっていますが、まだ他の国では珍しい犬種となっています。キューバでも珍しく、アメリカで飼育されている犬のほうが多いといわれています。

ハバニーズの特徴は?

足が短く小さいながらも丈夫な体を持っています。マズルは短く、耳は垂れ耳、尾は背中に背負った巻き尾です。

大きな特徴は長い被毛で、縮れてウエーブがかったシャギーコートが全身を覆っています。この被毛は、キューバの亜熱帯性気候の厳しい暑さから身を守るために適しています。毛色はホワイト、ミルク、クリーム、ゴールド、シルバー、ブルー、ブラウン、ブラックの単色か、これらの2色の組み合わせです。

性格は優しく知的で、警戒心が強いです。

ハバニーズは周囲の気を引こうと、いつも動き回っているような犬種です。子供や他のペットとも仲良くできるでしょう。とても覚えがよく、しつけはもちろん、曲芸ができる犬種としても知られています。ペットに向いていますが、むだ吠えをする犬もいます。

毎日被毛の手入れを行う必要があります。優しく抜け毛などを取り除いてあげましょう。キューバの強い太陽光線から眼を保護するために、伝統的に頭上の被毛を整える習慣はありませんが、被毛が目に入る場合はカットしてあげた方がよいでしょう。