ノルウェイジアン・ブーフント

ノルウェイジアン・ブーフント(Norwegian Buhund)は、ノルウェー原産の牧羊犬種です。ノルディック・ブーフント、ノシュク・ブーフンドなどとも呼ばれています。

ブーフントの「ブー」とは簡素な小屋を意味し、ブーフントで「ほっ立て小屋の番犬」を意味しています。

ノルウェイジアン・ブーフントの起源について詳しいことは不明ですが、紀元以前からノルウェーに存在していた地犬であることがわかっています。

もとはスカンジナビアの農場で牧羊犬として使役されたり、農場の番犬として飼育されていました。

その後バイキング(海賊)のお供として航海に同行し、船内のネズミとりや港での船の警備をしていました。

ノルウェイジアン・ブーフントがノルウェーのドッグ・ショーに初めて登場したのは遅く、1920年代です。これをきっかけにブーフンドは北欧各国から注目を集め、欧米にも輸出が行なわれるようになりました。

近年ノルウェーでは牧羊犬としてだけでなく警察犬や介助犬、聴導犬としても使われるようになり、活躍の場所を広げています。またペットとしても人気があり、ノルウェーでは一般的な犬種となっています。

ノルウェイジアン・ブーフントは典型的なスピッツ犬種です。耳は直立し、尖っている。尾は背上にしっかりと巻いています。

被毛は厚く密生したショートコートで、防寒性がとても高くなっています。毛色はミルク、ウイートン(小麦色)、クリーム、チョコ、レッド、ブラウンなどの単色で、体の部分によって毛色の濃淡があります。少し黒のティッピングが入ることもあります。

性格は明るく人懐こいです。勇敢で警戒心もありますが、緊急時以外にむやみに人を襲うようなことはありません。物覚えがよく、状況判断力も優れており、賢い犬種といえます。

ノルウェイジアン・ブーフントは作業犬として適しています。生まれつき牧羊犬としての能力が本能としてインプットされていて、家畜を追いかけてまとめ上げることが大好きです。

ペットとして飼育することもでき、子供や他の犬とも仲良くすることができます。しかし吠え声が大きいので、ペットとして飼うには無駄吠えをやめさせるしつけが必要です。

運動量は大型犬並みに多く、遺伝的にかかりやすい病気は特にありませんが、被毛が厚いため高温多湿の環境で飼育すると地肌が蒸れて皮膚炎を起こす可能性があります。温かい地域や暑い日には冷房のきいた室内に入れてあげましょう。

殺処分ゼロを考えて!!