ノルウェイジアン・パフィン・ドッグ

2019-08-10

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグはどんなワンちゃん?

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグ(Norwegian Puffin Dog)は、ノルウェーの北極海諸島原産の犬種です。ノルウェイジアン・ルンデフンド、ルンディ、パフィナーとも呼ばれています。驚くべき身体的特徴を備えている犬種として知られています。

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグの歴史は?

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグの起源はとても古く、先祖は最期の氷河期からの生き残りであるといわれているほどです。

本種はニシツノメドリを取るために作り出された犬種です。

パフィンとはツノメドリ属の鳥であるニシツノメドリことで、パフィンは断崖絶壁の岩場にある狭い隙間で子育てをします。パフィンは原産地の人々にとっては貴重な食料であり、ノルウェイジアン・パフィン・ドッグはこのヒナを狙います。このため、他の犬種では見られないような特殊な体を手に入れ、ロッククライムや水泳、隙間もぐりなどもできるようになりました。

しかし、19世紀になるとパフィンが保護動物に指定され、ノルウェイジアン・パフィン・ドッグは活躍の場を狭められていきました。

それでも、番犬やペットとして飼育されていましたが、疫病が追い打ちかけます。1943年に原産地ではジステンパーが大流行し、99%のノルウェイジアン・パフィン・ドッグが死んでしまいました。絶滅の危機に瀕しながらも、原産地外の犬を繁殖させて数を回復することができました。

近年は世界的に知名度が上がり、飼育しやすいこともあって多くの国でショードッグやペットとして飼育されています。

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグの特徴は?

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグは小型でスピッツタイプの近種に似た容姿をしています。耳は立ち耳で、尾は一重に巻いた巻き尾です。

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグは多くの驚くべき特徴を持ちます。

まず、首の骨が二重関節になっているため首が柔らかく、頭を背中につけることができます。これはパフィンの巣穴までの複雑な隙間にもぐるためといわれています。

また、前脚を左右90度に開く事ができ、しっかりと岩肌をつかむ事ができます。

さらに、他犬種の前足の指は5本ですが、パフィン・ドッグの指は6本あり、狼爪と呼ばれる親指にあたる指が2本に分かれています。これも岩肌をつかむために役立ちます。

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグの耳は立ち耳ですが、猟場まで泳いでいく際、自ら折りたたんで水の浸入を防ぐ事ができます。

被毛はショートコートで、毛色はホワイト地にタンとブラックのマーキングが入ったものが一般的ですが、ブラック、ブラウンなどの単色のものもいます。

性格は明るく穏やかです。攻撃性はまったくありません。

ノルウェイジアン・パフィン・ドッグは運動量や食事量はあまり多くないため、比較的飼いやすい犬種です。