日本テリア

日本テリア(Japanese Terrier)は、日本原産の犬種です。日本原産犬種のなかで唯一のテリア犬種です。

日本テリアは18世紀初め(江戸時代中期)、オランダの船乗りとともにスムース・フォックス・テリアに近い犬種が長崎県に渡来してきました。その犬種を後に神戸で他のテリアと交配させ改良したものが日本テリアの起源であるといわれています。しかし、交配種の詳しい情報は不明となっています。

愛玩犬として人気を集め、「神戸テリア」「お雪テリア」「ミカド・テリア」などと呼ばれていました。

1920年頃から計画繁殖が行われ、1930年頃(昭和初期)にタイプが固定されました。1930~32年には日本テリア・ブームが起こり、「日本テリア倶楽部」を筆頭に、研究団体が全国に次々に樹立されました。

しかしこのブームは第二次世界大戦の開戦によって終結します。戦時中は、軍用犬を除く全ての犬種の飼育が禁止されたため、日本テリアも絶滅寸前にまで数を減らしました。

戦後、愛好家の努力によって数を増やすことができたものの、戦前のような幅広い人気が回復することはなく、日本原産犬としては、最も知名度の低い犬種の1つとなっています。

日本テリアは小型ながらも、スマートで引き締まった外貌もちます。耳は高い位置についボタン耳(笹耳)です。尾は適度に細く、生まれて1週間以内に、直立する程度の長さに断尾する習慣があります。

被毛は短く2mm程度の長さで、光沢があります。毛色は頭部がブラック、タン、ホワイトの3色で、体はホワイトの地にブラック、タンのスポットまたはマーキングがあります。

性格は警戒心があり、機敏ではつらつとしています。

日本テリアはペットとして飼うのに向いています。家族には深い愛情を示しますが、警戒心があるので番犬にもなります。

室内飼いが基本です。動量は少なく、家の中で遊ぶだけでも必要な運動量はこなせますが、人や他の犬などに慣れるためにも屋外で毎日散歩するようにします。

短毛のためお手入れの手間は少ないですが、寒さには弱いため、寒い環境では暖房や衣服を使用するとよいでしょう。

殺処分ゼロを考えて!!