日本スピッツ

日本スピッツ(Japanese Spitz)は、日本原産の犬種です。

日本スピッツの生い立ちについて、はっきりとはわかっていませんが、一説には、大正末期(1920年代頃)から昭和初期にかけて、モンゴルまたは満州から移入されたシベリア原産のサモエドに、ドイツのジャーマン・スピッツを交配することで誕生したといわれています。

1921年、日本スピッツは東京で開催された展覧会に初めて登場しました。

第二次世界大戦後、さらに改良繁殖されて犬種として固定化され、1948年にJKC(ジャパンケネルクラブ)により、スタンダード(犬種標準)が確立されました。

戦後、日本社会が混乱し高度成する中、番犬の需要が高まりました。昭和20~30年代に、日本スピッツは爆発的に流行し、最盛期には、日本で登録された犬の4割を占めたほどでした。

その後流行が去ると、マルチーズやポメラニアンに人気が移行していきました。そのため大幅に頭数を減らしてしまいます。

無駄吠えなどの欠点が指摘されたことにより、性格の改良が続けられ、現在の日本スピッツは、警戒心を持ちながらもあまり無駄吠えはしない犬種となっています。

小型犬ながらも頑丈な体を持ち、バランスのよい体形をしています。尖ったマズルと三角形の立ち耳、ふさふさとした尾を背負っている点も特徴です。

日本スピッツの大きな特徴は美しい白い毛並みです。全身を光沢のある純白の長い被毛が覆い、特に首から胸にかけての飾り毛がとても豊かです。被毛は二重構造で、下毛は短く柔らかいです。

性格は明朗活発です。

日本スピッツは他人に対しては警戒心が強いですが、飼い主に対しては従順です。体臭が少なくペットに適しており、番犬としての役目も果たしてくれるでしょう。

室内での飼育が基本です。寒さにはある程度耐えられますが、暑さに弱い犬種です。温暖な地域や夏の暑い日には、冷房をきかせた部屋に入れてあげましょう。

毎日の運動が必要です。ドッグランなどで自由に走るような運動もよいでしょう。

普段の被毛の手入れは、軽いコーミングで充分です。換毛期には抜けた下毛を取り除くようにコーミングしましょう。

殺処分ゼロを考えて!!