トランシルバニアン・ハウンド

2019-08-04

トランシルバニアン・ハウンドはどんなワンちゃん?

トランシルバニアン・ハウンド(Transylvanian Hound)は、ハンガリーのトランシルバニア地方原産のセントハウンド犬種です。「エルディー・コポー」などと呼ばれることもあります。トールという脚が長いタイプと、ショートという脚が短いタイプがあります。

トランシルバニアン・ハウンドの歴史は?

トランシルバニアン・ハウンドは9世紀の頃、マジャール人が、ハンガリーやルーマニアに生息していた土着犬とポーランドの猟犬を交配して誕生させたと考えられています。

貴族によって飼育されてきた猟犬で、足の長いトールはキツネや大型獣、足の短いショートはウサギなどの小型獣を狩るのに使われました。

第二次世界大戦の時代には、戦禍によって頭数が激減しました。さらに、戦後ハンガリーでは反マジャール感情による暴動が起こり、マジャール人が作出に大きくかかわった犬種がハンガリー人に虐殺されるという悲劇が起こりました。

愛好家はこの暴動から犬を守るために、ルーマニア側のトランシルバニアン地方へ犬を密輸し、なんとか生き残らせることができました。

トランシルバニアン・ハウンドはルーマニア側では大切に保護され、もとからルーマニア側にいた本種と交配され、犬種の保存が行われました。

FCI(国際畜犬連盟)にも公認犬種として登録され、ハンガリーで犬が虐殺される事もおさまりました。

現在、ほとんどがルーマニア及びハンガリーの原産地でのみ飼育されており、なかなかドッグショーなどでも見かけることが少ない珍しい犬種となっています。

トランシルバニアン・ハウンドの特徴は?

トランシルバニアン・ハウンドは引き締まった体格をしています。マズルは長めで、脚はやや細いですがしっかりしていて丈夫です。耳は長めの垂れ耳で、尾は垂れ尾です。

被毛は、つやのある滑らかなスムースコートです。毛色はブラック・アンド・タンです。

性格は友好的で状況判断力に富んでいます。

トランシルバニアン・ハウンドはしつけの飲み込みは早く、訓練もしやすく、厳しいトレーニングもどんどんこなします。

猟犬に向いていますが、ペットとしても飼育が可能です。ただし、運動量は多いです。