ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド(Treeing Walker Coonhound)は、アメリカ合衆国のバージニア州原産のツリーイング・ドッグ犬種です。

ツリーイング・ドッグとは、木の上に追いつめて獲物を狩る猟で用いられる犬種を指し、主にアメリカ合衆国、カナダ、メキシコで活躍しています。イギリス原産のセントハウンドが祖先ですが、北米の動物は追い詰められると木に登ってしまうことが多く、ツリーイング・ドッグは木の上に追いつめられた獲物に向かって大きな吠え声で吠え続けられるように改良されています。

1742年に原産地へ輸入されたイングリッシュ・フォックスハウンドをツリーイング・ドッグ犬種に改良したものがツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドです。

クーンハウンドの「クーン」はアライグマのことで、ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは主にアライグマ猟に使われました。北米では害獣とされていたアライグマは木に登ってしまうため、イギリス産のセントハウンドはすぐに狩りを諦めてしまいます。そこで、根気よく木の上に向かって大きく吠え続けることのできる犬種にするために、アメリカのツリーイング・ドッグ犬種を交配させ、た。さらに生まれた犬は調教をしながら優秀な犬を選んで交配を進めることで作り出されました。

現在でもほとんどの犬が猟犬として使われていて、ペットやショードッグとして飼われているものは稀です。

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは外観はイングリッシュ・フォックスハウンドと似ていますが、性質は大きく異なっています。筋肉隆々の体つきで、脚が長く、俊足です。マズルは太く長く、あごの力は強靭です。胸は広く、力も強くなっています。耳は垂れ耳で、尾は垂れ尾です。

被毛はショートコートで、毛色はトライカラー(3色)やタン・アンド・ホワイトなどがあります。

性格は、普段は落ち着きがあり従順ですが、やや神経質であるともいわれています。猟犬として働く際には大胆不敵で勇敢になります。ツリーイング・ドッグらしく粘り強い性質も持ち合わせています。

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドはペットとしての飼育も可能ですが、吠え声が大きくよく響き、運動量が非常に多いので初心者や都会での飼育は難しい犬種です。しつけの飲み込みは普通ですが、状況判断力に優れています。

殺処分ゼロを考えて!!