チベタン・マスティフ

チベタン・マスティフ(Tibetan Mastiff)はチベット高原を原産とする犬種です。大きな頑丈そうな体格が特徴です。中国では高価な犬ですが、富裕層から人気を得ています。チベットでは「ドーキー」と呼ばれています。

チベタン・マスティフの原種の頭蓋骨が中国で発見され、それは紀元前1100年頃の石器・青銅期時代のものと推定されています。とても古い歴史を持つ犬種ですが、現代のチベタン・マスティフに変化する経緯などはよくわかっていません。

チベタン・マスティフ(またはチベタン・マスティフの原種)はグレートデン、コモンドール、クーバースなどの大型犬種の始祖犬であると考えられています。

チベタン・マスティフは、人や家畜をオオカミや強盗から守るガードドックや軍用犬として使われていました。チンギス・ハーンはチベタン・マスティフの軍団を引き連れて移動したといわれています。

1859年にイギリスでチベタン・マスティフのドッグショーが開催され、1931年には犬種標準が作成されました。その後、数頭がアメリカへも渡りました。アメリカやイギリスで見られる今日のチベタン・マスティフは、チベットにいるチベタン・マスティフに比べると性質が穏やかです。

現在、中国では高額な犬種となっており、主に富裕層の間で人気を獲得しています。北京周辺にはいくつもの飼育場があるとされています。

チベタン・マスティフの体格は大きく頑丈です。頭部が大きめになっています。

被毛は、細く硬い直毛で、やや長めです。首周りの毛の特徴から「獅子型」と「虎型」に分けられます。毛色は、主に黒色、赤毛、金黒、灰、白、黄から構成されています。尾の毛は長く巻いています。

主人への忠誠心が強く、外敵に対しては勇敢に戦う犬種です。そのため番犬、護衛犬に向いています。

チベタン・マスティフは関節に負担をかけるような激しい運動は控える必要がありますが、多くの運動が必要です。長い時間をかけて散歩などをするのがよいでしょう。

下毛が非常に密なので、ブラシで十分お手入れするようにしましょう。

大型犬種なので股関節形成不全になりやすいです。

殺処分ゼロを考えて!!