ダルメシアン

2019-08-04

ダルメシアンはどんなワンちゃん?

ダルメシアン(Dalmatian)は、クロアチア原産とされている犬種です。映画『101匹わんちゃん』でお馴染みの人気犬種です。

ダルメシアンの歴史は?

ダルメシアンは、水玉模様が特徴的ですが、どのようにしてこのような模様になったのかは正確にはわかっていません。また、「ダルメシアン」という名は、クロアチアの「ダルマティア」地方の名に由来するといわれていますが、この犬種が誕生した時代や場所は、やはり不明です。エジプト時代の版画に斑点のある犬が描かれており、その他いくつかの古い美術品にもダルメシアンに似た犬が登場することから、ダルメシアンの起源は古代にまで遡ると考えられています。

ヨーロッパの多くの国で古くからこの犬種の存在が確認されているにもかかわらず、正確な起源が不明なのは、この犬が各地を移動しながら生活をしていた民族と共に旅をしていたためと推測されます。

ダルメシアンの役割も非常に多岐に渡り、番犬、牧畜犬、牽引き犬、ネズミ捕り犬、回収犬、鳥獣猟犬、追跡犬、軍用犬、サーカスで芸をする犬といった役割をこなしていました。

さらにダルメシアンならではの仕事として、馬をリードして走る仕事があります。ビクトリア朝時代のイギリスでは、ダルメシアンは四輪馬車の伴走犬として大いに重宝されました。獲物を狙う野犬から馬を守りながら、優雅なスタイルの馬車行列に美的なアクセントを加える役割を担っていたのです。多彩な能力と容姿の美しさを兼ね備えたダルメシアンだからこそできる仕事でした。

馬と走る特性はダルメシアンの生まれつきのもので、馬もダルメシアンによく慣れるといわれています。

その後、馬車が減ったことで需要がなくなっていきなすが、そのころ馬が引いていた消防車の伴走犬として復活することとなります。そして消火活動中の消防車をいたずらや泥棒から守ったり、消防活動で疲れた消防士や怖い目にあった子供達を癒す消防犬として活躍しました。その名残で現在でも、ダルメシアンは世界中の消防署でマスコット犬として親しまれています。

ダルメシアンの特徴は?

ダルメシアンは、たくましい骨格を持ち、肉付きのよい体つきをしています。持久力に富み、馬車と長時間走ったりできるパワフルな犬種です。

被毛は、滑らかな短毛です。毛色は、白地に輪郭のはっきりした黒またはレバー色の斑点があります。

ダルメシアンの子犬は生後2週間位までは純白ですが、成長に伴い徐々に黒、またはレバー色の碁石状の斑点が現れてきます。

性格は明るく陽気な反面、警戒心が強く、飼い主や家族以外の他人や他犬に気を許さないところがあります。

ダルメシアンは、ペットとして多く飼育されていますが、日常生活の中でかなりの運動を要し、運動量が不足すると問題行動を起こしてしまうため、きちんと運動を続ける覚悟をもって飼育を始めるようにしましょう。ちょっとした散歩で済ませるのではなく、毎日一緒にジョギングをしたり、何か気になった動物を追いかけたりといった運動をさせるようにしましょう。

警戒心が強く頑固なところもあるため、初めて出会った犬に対しては攻撃的になるかもしれませんが、一般的に他のペット、特に馬とは仲よくなります。しかし、幼い子供に対しては、少しエネルギッシュになりすぎる傾向があります。

温暖な天候の地域では、屋外で飼育できますが、雨風を避けられる犬小屋と柔らかい寝床、そして愛情のこもった交流が欠かせません。基本的には室内で過ごさせ、好きな時に庭に出て遊べる、という環境が理想的です。

被毛の手入れは、時々ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげてください。一年中毛が抜けるので、こまめな掃除が必要となるでしょう。

この犬種には見られない尿酸を排出することで有名で、尿路結石ができやすいといわれています。