イタリアン・ポインティング・ドッグ

2019-07-05

イタリアン・ポインティング・ドッグはどんなワンちゃん?

イタリアン・ポインティング・ドッグ(Italian Pointing Dog)は、イタリア原産のポインター犬種です。ヨーロッパなどでは「ブラッコ・イタリアーノ(Bracco Italiano)」という別名の方が有名です。

他のポインティング・ドッグの祖先ともいわれています。イタリアン・ポインティング・ドッグには「ピエモンテ・ビアンコ・アランチオ(Piedmont Bianco Arrancio)」と「ロンバルディア・ロアノ・マロネ(Lombardy Roano Marone)」の2タイプがあります。「イタリアン・ポインター」の名で呼ばれる事もあります。

イタリアン・ポインティング・ドッグの歴史は?

5世紀ごろの記録に、イタリアン・ポインティング・ドッグと思われる犬種が紹介されており、最も古いポインティング・ドッグの一つと考えられています。鳥猟に使われていたイタリアの古代犬とカーネ・ディ・マチェライオと思われるモロシアンタイプの犬種を交配させて作出されました。過去の網を使った猟から今日の銃を用いた猟にまで適応してきました。この犬種は2つの地域で2つのタイプに発展していきます。

一つは、ピエモンテ地方で発展した「ピエモンテ・ビアンコ・アランチオ」です。

もう一つは、ロンバルディア地方で発展した「ロンバルディア・ロアノ・マロネ」です。

なお、改良の過程で両タイプにブラッドハウンドの血が加えられました。 

第二次世界大戦時にはどちらも絶滅寸前となり、特にロンバルディアタイプは数頭しか生き残りがいないほど深刻でした。戦後、愛好家の手によりなんとか数を回復することができました。イタリア以外では今でもやや珍しい犬種で、両タイプともにほとんどがショードッグとして飼育されています。日本にも輸出されています。

イタリアン・ポインティング・ドッグの特徴は?

イタリアン・ポインティング・ドッグは2種とも、頑丈で、調和のとれた体格で、力強い外貌です。引き締まった四肢、よく発達した筋肉、明瞭な彫りの深い頭部とはっきりとした輪郭をしています。そして目の下の明瞭なチズリングが好ましいとされています。

[ピエモンテ・ビアンコ・アランチオの特徴]

やや細身ですらりと脚が長く、顔の皮膚のたるみが多いです。大きな垂れ耳・飾り毛のない長い垂れ尾だが尾は、3分の2ほどの長さに断尾することもあります。被毛は柔らかい短毛で、毛色はホワイト地にレモンやレッド、チェスナットなどのいずれか色の斑が入ったものがあります。

[ロンバルディア・ロアノ・マロネの特徴]

がっしりとした筋肉質の体つきで、顔の皮膚のたるみは少ないです。長い垂れ耳・飾り毛のない長い垂れ尾だが、尾は3分の2ほどの長さに断尾することもあります。被毛は短毛で毛色はブラウンやチェスナットのローンです。

万能の猟犬と賞されるほど、鋭い嗅覚であらゆる獲物の狩りに熟練しているといわれています。落ち着いていて、温順で、飼い主に従順です。素晴らしい理解力を持ち、従順で訓練しやすい犬種です。

イタリアン・ポインティング・ドッグは高い運動能力をもつ犬種なので、都会の狭いスペースでは飼育できません。広いスペースがあっても、その膨大な体力を発散させるには、野山を駆け回る方が理想的です。