イタリアン・コルソ・ドッグ

イタリアン・コルソ・ドッグ(Italian Corso dog)は、イタリアのシチリア島原産の犬種です。イタリア語で「カネ・コルソ(Cane Corso)」とも呼ばれ、「コルソ」は「農家の保護や守護をする者」を意味するラテン語の「cohors」からきています。欧米で人気があります。

イタリアン・コルソ・ドッグは、カーネ・ディ・マチェライオというモロシアン・タイプの犬種を復元したものです。カーネ・ディ・マチェライオは古代ローマ時代に闘犬として使われ、死刑囚を処刑するという使役まで担っていた、獰猛で巨大な犬種でした。

イタリアン・コルソ・ドッグはシチリア島内で牛を管理したり、家やその他の家畜などを泥棒から守るガードドッグとしての仕事をしています。

牛追いをするときには闘犬の血を上手く利用します。まずボス牛にケンカをけしかけ、驚いたり脅えたりして逃げ出したところで誘導します。すると後ろについて従っているほかの牛たちもまとめて移動させる事ができます。

番犬として見張りをするときは警戒を怠らず、侵入者には勇敢に戦いを挑みます。

近年はアメリカでも人気が高まり、ドッグショーでもたくさんのイタリアン・コルソ・ドッグを目にします。

この犬種は、ずっしりとしたモロシアン・タイプの体型ですが皮膚はたるんでおらず、脚は太く長いです。引き締まった強靭な筋肉でがっしりとしているが優雅です。

垂れ耳と長く細い垂れ尾を持ちますが、耳は断耳して立たせ、尾は短く断尾することもあります。

被毛はつややかなスムースコートです。毛色はブラック、リード・グレー(鉛色)、スレート・グレー、明るいグレー、明るいフォーン、スタッグ・レッド、ダーク・フォーン、ブリンドル(フォーンやグレーの様々なシェードにストライプの入ったもの)です。フォーンやブリンドルの犬に見られる、ブラックもしくはグレーのマズルのマスクは目を超えて広がってはなりません。胸や足先、鼻梁に見られる小白斑は許容されます。

財産、家族及び家畜のガードドッグです。大変敏捷で反応が早いです。

イタリアン・コルソ・ドッグは家族に対しては愛情深く優しいですが、きちんとした訓練が無ければ独立心旺盛で攻撃的になってしまうため、ペットにするにはトレーニングが必要です。

トレーニングさえ上手くいけば、心強い番犬になってくれるでしょう。勇敢で警戒を怠ることなく、飼い主家族と財産を油断なく守ります。

とても賢く学習能力も高いため、しつけなどのトレーニングも比較的しやすい犬種で、警察犬としても活躍しています。その容姿は強面で堂々としており、近づきずらい印象を与えますが、実はフレンドリーで人懐っこい性格をしています。

牛追い犬だけあって活発な犬種なので、毎日しっかりとした運動は欠かせません。しかし、腰を痛める危険性があるので激しいランニングは避けたほうが良いでしょう。

殺処分ゼロを考えて!!