アメリカン・ヘアレス・テリア

2019-08-18

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリアはどんなワンちゃん?

アメリカン・ヘアレス・テリア(American Hairless Terrier)とは、アメリカ合衆国の珍しいテリア犬種です。アメリカン・ラット・テリア(American Rat Terrier)のヘアレス版で、古くから存在するヘアレス犬種がそれぞれ固有に生い立ったものであることを証明する重要な生き証人でもあります。

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリアの歴史は?

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリアは、多くの犬種の中でも、新しい犬種で、1972年に、ラット・テリアの中から、体毛のない最初のヘアレス・テリアが誕生しました。

突然変異によって生まれた無毛の雌犬は「ジョセフィーヌ号」という名前で知られ、ヘアレス・テリアの基礎となりました。

また、ジョセフィーヌは血統書付きの有毛の(通常の)アメリカン・ラット・テリアの家系の犬であったことから、古来から存在するヘアレス犬種の生い立ちを知る研究において注目されました。

その後、ヘアレス・テリアを犬種として固定するための努力がなされました。ジョセフィーヌを数頭のアメリカン・ラット・テリアと交配させ、その子孫と交配8年目にしてようやく生まれた雄の無毛のアメリカン・ラット・テリアを掛け合わせ、アメリカン・ヘアレス・テリアが作り出されました。

ちなみにその雄犬の名前はスヌーピー号といい、現在の本種の肌色の多くは彼のものとほぼ同じであるといわれています。

アメリカン・ヘアレス・テリア

FCI(国際畜犬団体)やAKC(アメリカンケネルクラブ)などにはまだ公認されていませんが、UKC(ユナイテッドケネルクラブ)には2004年1月に公認されました。現在は原産国でもまだまだ珍しい存在で、原産国以外ではほとんど飼育されていません。

アメリカン・ヘアレス・テリアの特徴は?

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリアは、ヘアレス犬種であるため、体には全く毛が生えていません。肌はなめらかであたたかく、色は薄桃色を地としてブラックの斑があります。

時々肌の色が純粋な薄桃色の個体も現れます。

マズルは短くアップルヘッドで、目は大きく、耳は長めの立ち耳です。体は引き締まっていて脚が長く、尾はサーベル形の垂れ尾です。サイズに幅があるため、スタンダートとトイにサイズ階級が分かれています。

アメリカン・ヘアレス・テリア

日本をはじめ、ヨーロッパでも、まだ知られていないテリアです。テリア特有の好奇心に満ちあふれ、油断のない性格です。

飼い主や幼い子どもを含めた家族、他の犬や猫などとも友好的にすごします。ただし、ラット・テリアの血を引いているため、小動物に対しては、見境がなくなるかもしれません。ヘアレスなだけに、季節による皮膚のケアは、犬用のスキンクリームを使いましょう。

アメリカン・ヘアレス・テリアは、人懐こくペットとして飼育するのに良く向いた犬種ですが、もとがテリア犬種であるためネズミなどの小動物に対しては、見境がなくなるかもしれません。近づけないようにするのが鉄則です。

アメリカン・ヘアレス・テリア

歯は通常の犬種に比べて足りない傾向にあり、咀嚼力に欠けるが硬いものが全く食べられないというわけではありません。むしろ、アゴと脳を刺激しストレス解消することを兼ねて豚の骨や牛のアキレス腱などの硬めのおやつを時々与えることが推奨されています。

アメリカン・ヘアレス・テリア

肌は乾燥に弱いため、専用のクリームを使ってケアを行います。毛が無いため寒さに弱いので、冬季の散歩時には洋服を着せることが大切です。又、暑さには比較的強いのですが日焼けにも気をつける必要があります。

アメリカン・ヘアレス・テリアの運動量は普通で、テリア特有の気の荒っぽさも無いため、肌の手入れの手間を除けば飼育しやすい犬種です。