アメリカン・ブルドッグ

2019-08-18

アメリカン・ブルドッグ

アメリカン・ブルドッグはどんなワンちゃん?

アメリカン・ブルドッグ(American Bulldog)は、イギリスのブルドッグと起源は同じですが、足が短く、優しい性格に改良されたイギリスのブルドッグ(Bulldog)とは対照的に、長い足と、凶暴な性格に改良されました。

アメリカン・ブルドッグの歴史は?

アメリカン・ブルドッグ

1600年代、アメリカの植民地時代に、当時のイギリス原産のブルドッグがアメリカへ渡りました。その頃のイギリス原産のブルドッグは、大型で、牛と戦う(戦うといっても、一方的な「牛いじめ」に近い)闘犬でした。アメリカへ移り住んだブルドッグは、大きな体格とどう猛な性質をそのまま受け継いでいます。アメリカン・ブルドッグは、イングリッシュ・ブルドッグに比べて脚が長く、早く走れて、敏捷です。かつてアラバマ州サンド・バレーの農家では、手に負えない家畜の世話を作業犬のブルドッグに助けてもらっていました。

今のアメリカン・ブルドッグは、25年ほど前にこの土地で完成された犬種です。番犬や、クマやイノシシ、リス、アライグマの狩猟犬として活躍していますが、訓練を受けて、ウシをリードしたり、家畜を害獣から守る仕事もしています。そのスタミナ、保護能力、賢さ、働きぶりに、農家の人たちは一目置いているのです。

アメリカン・ブルドッグの特徴は?

アメリカン・ブルドッグ

大きくて頑丈な頭と顎、筋肉質でがっちりした体を持ち、非常に強健ながら、敏捷で俊足です。胸幅が広く、筋肉質の首は肩から頭に向かって流れるような傾斜を描き、わずかに喉皮のたるみがある場合もあります。頭は角ばって幅が広く、頬は筋肉質、目は丸く、両目の間に深いくぼみが1本あります。マズル(鼻づら)は頑丈で箱のような形をし、ストップ(両目の間のくぼみ)は深くて鮮明です。

噛み合わせは、アンダー・ショット(下顎が上顎より突き出ている)、レベル・バイト(上下の歯がぴったりと合わさっている噛み合わせ)、シザーズ・バイト(上歯が下歯にややかぶさるはさみ状の噛み合わせ)など。

耳の形は、直立タイプや途中まで立っているタイプ、垂れ下がったタイプなど様々です。

飼い主の中には犬の耳の端を切る人がいますが、アメリカン・ブルドッグ・ブリーダーズ・アソシエーション基準では切らない方が好ましいとされています。

目の色は何色でもよいのですが、目の周囲は黒い方がよいでしょう。鼻は黒かグレイ。鼻が黒ければ唇も黒い方がよいでしょう(ややピンクがかかっていても良しとされます)。

アメリカン・ブルドッグ

前脚は骨がしっかりしていて丈夫でまっすぐ、臀部は幅が広くて筋肉質なのがよしとされています。尾は下がり、その付け根には毛が密生し、先端へいくほどほっそりします。

全身の毛は短く、ザラザラした手触りで、赤、ブチ、白、栗毛色のコンビネーションがいろいろあります。

勇猛果敢な性質ですが敵対心はありません。油断がなく、自信に満ちています。ただ、保護本能が強いので、他の犬をしつこく攻撃したり、見知らぬ人には近付かないことがあります。

アメリカン・ブルドッグ

アメリカン・ブルドッグは、とても落ち着きがあり、勇敢で、自信に満ちあふれています。飼い主や子ども、家族に対しては友好的で、愛情が深く、たくさんかまってあげた方が良いです。飼い主家族に何かあれば、立ち向かっていく英雄的な行動をとります。「本当の勇気、本当の献身と真実の愛」をもっているといわれるほどです。

幼いころからのトレーニングがきちんとできていなければ、どう猛な犬になってしまいます。社交性をもたせるためにも、早い時期から服従訓練が必要です。とてもしつけやすい犬種とされていますが、初心者には向きません。

アメリカン・ブルドッグ

飼育には、できれば広いスペースがあった方が理想的です。少々よだれが多いので、室内でもよだれが気にならなければ、大きな問題はありません。