アイディ

2019-06-24

このワンちゃんはどんなワンちゃん?

アイディはヨーロッパでは「シャン・ド・ラトラス(Chien de l’Atlas)」と呼ばれており、『アトラスの犬』という意味です。

「アトラス・シープドッグ(Atlas Sheepdog)」と呼ばれることもあります。「アイディ(Aidi)」は、モロッコでの呼び名です。

このワンちゃんの歴史は?

アイディはモロッコの農場や遊牧民に飼われていて、非常に古い歴史を持ちます。

アイディやウル・ナイルなど北アフリカのガードドッグをまとめてアトラス・シープドッグと呼ぶことがあり、一まとめにしている国もあります。

1963年にFKCにこのアトラス・シープドッグという名前で公認されましたが、実際にはシープドッグとして働いていたわけではなかったため、1969年に公認が取り消されてしまいました。

アトラス・シープドッグという名前で呼ばれることもありますが、実際にモロッコではシープドッグとしてではなく、羊や牛などの家畜や飼い主、財産などを泥棒やヤマネコなどから守るガードドッグとしての使役を担っています。

昔から高いハンティング能力が評価されており、モロッコの遊牧民はスルーギーとペアを組ませて狩りに用いていました。

特に危険を察知する能力が高く、鋭い嗅覚を活かしてヘビなどの敵の臭いを嗅ぎ分けては、事前に対処する事もできるようです。

かつてはヤマネコやヘビなどと戦うときに噛まれて怪我をしないように大きめの垂れ耳は丸く短く断耳され(ドーベルマンの断耳とは全く異なる)、ふさふさとした垂れ尾は非常に短く断尾されていました(スキッパーキの断尾と同じ)。

しかし今ではヨーロッパでそれらの行為が禁止され、そもそも必要性がなくなったことから本来の姿を見る事ができるようになりました。

このワンちゃんの特徴は?

アイディはとにかく飼い主やその家族に対しての忠誠心があり、飼い主が何を考えているか理解しようとしています。

また、ガードドッグであるため、警戒心が強く、見知らぬ人には気を許しません。強い責任感もあるので、飼い主の家族やその財産を守るために進んで自宅の警備にもあたります。

経験が豊富な飼い主の元で根気よく丁寧なしつけをすれば、家族にとって心強いパートナーになってくれることは間違いありませんが、神経質な面もあり初心者では飼育が難しいでしょう。

近年アメリカなどでガードドッグやショードッグとしても飼育されており、親せき種とともに人気を博しています。

自然の中でのアウトドアのお供にもなるといいます。街中で飼える犬ではないと言われていましたが、最近では家庭でも飼えるようになっています。

殺処分ゼロを考えて!!