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スコティッシュ・ディアハウンド

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スコティッシュ・ディアハウンド

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どんなワンちゃん?
スコティッシュ・ディアハウンド(Scotish Deerhound)は、イギリスのスコットランド原産のサイトハウンド犬種です。単に「ディアハウンド」と呼ばれることもあり、その名の通り鹿などの大型哺乳類の狩猟に使われていました。アイルランド原産のアイリッシュ・ウルフハウンドの兄弟種にあたります。

このワンちゃんの歴史は?
スコティッシュ・ディアハウンドの起源について、はっきりとしたことは分かっていませんが、祖先はアイルランドとスコットランドにいた狼狩り用の犬種であるといわれています。この「ク」と呼ばれた先祖犬は狼を倒すことも出来るように大きく力強く改良されていました。ところが、スコットランドでは狼が行き過ぎた狩猟のために絶滅してしまい、スコットランドのクも絶滅の危機に陥りました。しかし、愛好家の手によって別の犬種として改良され、シカ狩り用の犬種となりました。これがスコティッシュ・ディアハウンドです。

10~14世紀には、グレーハウンド同様ディアハウンドも伯爵より下の階級が飼うことは許されていませんでした。スコティッシュ・ディアハウンドは高貴なものとされ、領主の命の代償をこの犬で支払った事もあったほどです。

16~17世紀頃にシカ狩りが最も盛んとなりましたが、そもそも中世のスコットランドでは、野生のシカそのものがスコットランド王の所有物とされており、シカは貴族以外の者が猟の対象とする事すらできませんでした。

獣猟犬の中でもシカ狩りに使用できる犬種は少ない中、スコティッシュ・ディアハウンドは大きなシカに追いつくスピードとねじ伏せる力を持っており、シカ狩りにはなくてはならない犬種とされていました。シカ狩りは通常スコティッシュ・ディアハウンド1頭、またはペアで行われ、優れた嗅覚によって獲物を発見し、倒します。

野生のシカの数が減少するようになっても大切に保護されていたスコティッシュ・ディアハウンドですが、1700年代半ばにカローデンの地で戦いが起こり、イングランドと争ったスコットランドの氏族たちが崩壊したのをきっかけに、衰退していくことになります。さらに1800年代になると、銃を使った鹿猟のスタイルが流行し始め、この犬種の衰退に追い討ちをかけました。

その後第一次世界大戦によってもまた数が激減し、犬種存亡の危機が訪れました。第二次世界大戦が終わると、他国へ疎開したスコティッシュ・ディアハウンドを用いて再生活動が行われ、少しずつ数を回復していきました。

現在、世界的にも数が少なく貴重な犬種ですが、依然として高い犬質を維持しています。この犬種の飼育数が多いのは南アフリカで、獣猟犬として活躍しています。そのほかはほとんどがペットかショードッグで、アイリッシュ・ウルフハウンドの人気の陰に隠れているような状態です。日本でも飼育されていますが数は少なく、ほぼ全てがショードッグです。

このワンちゃんの特徴は?
スコティッシュ・ディアハウンドはアイリッシュ・ウルフハウンドに比べると体高が低く、スリムで痩せ型です。体型はグレーハウンドとも似ていますが、より大きく、骨もしっかりとしています。

折れ耳とサーベル形の垂れ尾をもち、サイトハウンドらしくマズルや脚などが長くなっています。

このような体を持つことで、ダブルサスペンションギャロップ(前脚と後脚をそろえて動かし、背中を使って走る歩様)で力強く、スピードをゆるめることなく長時間走り続けることができます。加えて力も強く、シカを倒すことができます。

被毛はラフコートで、約7.5~10cmほどの長さがあり、硬めで細かくカールがかかっています。この被毛のお陰で、厳しい寒さや悪天候の下でも狩猟ができます。毛色はグレーとホワイトの混色やフォーン、グレーなどです。

普段の性格は温厚で優しく、攻撃的な面は少ないです。

このワンちゃんの飼育方法は?
スコティッシュ・ディアハウンドは大変行儀のよい上品な犬種です。屋外で走り回ることも大好きで、動くものを見つけると何でも追いかけてみたいといった冒険心も持っています。知らない動物を見かけるとすぐに追いかけてしまう場合もあります。

非常に大きく体重もあるため、床ずれを起こすことがあります。これを防止するため、室内で過ごす時には、思い切り足を伸ばすことができる柔らかい寝床を用意してあげましょう。

基本的には社交的な犬ですが、見知らぬ人には距離を置いて接します。子供や他の犬と遊ぶことは大好きです。

毎日、かなりの運動をさせる必要がありますが、超大型犬のため腰に負担がかかるので、他のサイトハウンドのように極端に多い運動量を必要としません。時間をかけて散歩をさせたり、足場のよい安全な場所で遊ばせたりするのがよいでしょう。

温暖な地域や涼しい天候の地域であれば屋外で飼育することもできますが、家の中で家族と一緒に暮らすことを好み、人と交流することで精神的な安定を得ることができます。

細かくカールした被毛は、1週間に1~2回コーミングしてあげましょう。毛がもつれた場合は、ハサミを使ってほぐしてあげます。また、顔や耳のあたりは手で丁寧にむだ毛を抜いてあげましょう。

このワンちゃんの基本情報は?
名前 スコティッシュ・ディアハウンド Scotish Deerhound
キャッチコピー 王族のシカを狩る大きな犬
原産国 イギリス
大型犬
体高 オス76~81cm メス71cm以上
体重 オス38~50kg メス29~43kg
被毛&毛色 被毛はラフコートで、約7.5~10cmほどの長さがあり、硬めで細かくカールがかかっています。毛色は「グレー」と「ホワイト」の混色や「フォーン」、「グレー」などです。
性格 優しく穏やかで、独立心旺盛な性格の持ち主です。
かかりやすい病気 股関節形成不全 / 胃捻転 / 眼疾患 / 肥大性心筋症
運動量 多い(量の目安:自転車で60分×1日2回)。足場のよい安全な場所で遊ばせたりするのもよいでしょう。
お手入れ 1週間に1~2回コーミングしてあげましょう。毛がもつれた場合は、ハサミを使ってほぐしてあげます。また、顔や耳のあたりは手で丁寧にむだ毛を抜いてあげましょう。

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