ジャーマン・シェパード・ドッグ

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どんなワンちゃん?
ジャーマン・シェパード・ドッグ(German Shepherd Dog)は、ドイツ原産の犬種です。災害救助犬や軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など特殊訓練を必要とする作業犬として、また介助犬や補助犬(盲導犬)としても活躍しています。オオカミと雰囲気が似ているので誤解しがちですが、オオカミとはあまり関係がありません。

このワンちゃんの歴史は?
ジャーマン・シェパード・ドッグの歴史は比較的新しく、19世紀の終わりごろに誕生しました。羊の群れを集めて移動させたり、群れを外敵から守ったりできる理想的な牧畜犬を作るために、徹底的に改良された犬種です。

1899年、ドイツでジャーマン・シェパード・ドッグの繁殖を監督するジャーマン・シェパード・ドッグ協会が設立されたこともあり、この犬種の改良は一気に加速します。種の改良のために、これほどまでに大々的な努力がなされた犬種は犬の歴史のなかでも他に類を見ません。

ドイツ陸軍のマックス・フォン・シュテファニッツ中尉を中心とした繁殖家たちは、この犬種を牧畜犬としてだけでなく、警察犬や軍用犬として改良を進めました。勇敢な性質や優れた運動神経、さらに高い知性を持たせることに成功し、優れた能力が開花することになります。

第一次世界大戦中には、戦時下で見張りをする軍用の番犬として活躍しました。

イギリスでウルフ・ドッグと呼ばれるようになると、その名前から、イギリスの人々に恐がられるようになってしまいます。

一方アメリカでは、AKC(アメリカンケネルクラブ)が1931年にジャーマン・シェパード・ドッグという名前を復活させます。その後、映画スターとなった「ストロングハート」と「リン・ティン・ティン」という名前のジャーマン・シェパード・ドッグが登場し、この犬種の人気は一気に最高潮に達することになります。以来何年間も、ジャーマン・シェパード・ドッグは、アメリカで人気ナンバーワンの地位を占めていました。

最近では、トップの座こそ他の犬種に譲りましたが、「警察犬」、「軍用犬」、「盲導犬」、「捜索救助犬」、「麻薬探知犬」、「爆弾捜索犬」、「ショードッグ」、「番犬」、「ペット」、そして「牧畜犬」などとして活躍し、他に類をみない多才な能力に恵まれた犬種として世界中の人々に知られています。

このワンちゃんの特徴は?
ジャーマン・シェパード・ドッグは体高より体長がやや長めの体型で、横から見たときの背の滑らかなカーブのラインが特徴的です。強靭な筋力と力強い顎を持っています。顔つきは精悍で鋭いです。耳は立耳で、尾はサーベル尾(垂れ尾)です。

被毛はダブルコートの短毛が多いですが、長毛も存在します。毛色は一般的にブラック&タンですが、均一なブラックやウルフなどもあります。

ずば抜けた運動能力に加え野性的な鋭い観察力と高い知性を兼ね備え、忠誠心も抜群なので、警察犬として活躍する理由も十分に頷けます。しかしその優れた能力は訓練によって初めて開花するものであり、きちんと教育されなかった個体は、支配欲が強く非常に攻撃的な犬となってしまいます。

10~15%程の確率で耳が完全に立ち上がらないものが生まれます。また、確率は低いものの、尻尾が垂直に立ち肛門が露出する疾患もあります。これらはドッグショーに出場する際には失格の対象となりますが、家庭犬、使役犬として問題はありません。

このワンちゃんの飼育方法は?
ジャーマン・シェパード・ドッグはブリーダーが正しく訓練したものでなければ、子供のいる家庭には向きません。また、初めて犬を飼う場合には不向きな犬種です。飼い主は、とことん犬と付き合い、互いの信頼関係を築き合いながら、繰り返したっぷりトレーニングできる時間と体力のある人でなくてはなりません。

健康上・精神衛生上の問題から、最低限でも1日2回、1時間程度の運動が必要です。これを怠ると激しい作業に耐えうる体力・持久力を持て余し、ストレスの原因となります。体を動かすのはもちろんですが、そこに訓練などの知的活動を入れると大変喜びます。

穏やかな気候の地域や、涼しい地域では屋外で過ごさせることもできますが、家族との交流を求める犬種なので、家の中で一緒に過ごさせた方がよいでしょう。

被毛のケアは、1週間に1~2回ブラッシングをしてあげれば十分です。

股関節や膝関節に傾斜があり、後ろ足がカーブしているため関節の病気になりやすいです。股関節・肘関節に異形成のない犬種(イースト・ジャーマン・シェパード・ドッグ)もありますが、各国ケンネル・クラブからは認可されていません。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com