シベリアン・ハスキー

2016-12-05

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どんなワンちゃん?
シベリアン・ハスキー(Siberian Husky)は、シベリアからアラスカ、カナダ北極圏にかけてのツンドラ地帯を原産地とする犬種です。「ハスキー」という名は、ツンドラ地帯で生活していた人々を指す「エスキモー」が外国人からハスキーと呼称されていたことに由来します。

このワンちゃんの歴史は?
シベリアン・ハスキーの祖先犬ははっきりとわかっていませんが、スピッツ系犬種と同じ祖先だと考えられています。トナカイ遊牧や狩猟を行うエスキモーの1民族であるチュクチ族が、この犬をそり犬として何百年もかけて改良してきたといわれています。犬は人間の生活の一部として、なくてはならない重要な存在で、人荷の運搬・狩猟補助などを行っていました。

アメリカのゴールドラッシュ時代、アラスカ州では犬を競わせるドッグレースが、もっとも人気の高い娯楽となっていました。1910年、653kmを走るレースに初めてチュクチ族のハスキー犬チームがシベリアから参加することになりました。この時のシベリアン・ハスキーは、他の犬たちより体が小さくて従順だったため、あまり注目されませんでしたが、3つのシベリアン・ハスキーのチームが、1位、2位、4位獲得するという「無敵」の成績を収めました。

1925年、その頃ノーム市ではジフテリアが大流行していました。そんな中、レースで好成績を収めたハスキー犬チームが、氷点下50度にもなる酷寒の中544kmの距離を走り通し、血清を運んだのです。多くの人命を救ったハスキー犬の彫像が、今もニューヨークのセントラル・パークに建てられています。

第二次世界大戦の間に、たくさんのシベリアン・ハスキーが、アメリカ軍用の捜索・救助チームとして仕事をこなし、人々から称賛されることになりました。

この犬の人気はその後もどんどん高くなっていき、家庭犬としてはもちろん、そり引きレース用犬やショードッグとして多くの人々に訓練され、今や、北極系の犬種のなかではもっとも人気の高い犬種のひとつとなっています。

日本においては、漫画『動物のお医者さん』の大ヒットで知名度が一気に上がり、バブル景気の世相を追い風に飼育者が激増し、「ハスキー犬ブーム」として社会現象を引き起こしました。

このワンちゃんの特徴は?
シベリアン・ハスキーは力強く、長い距離を速度を落とさず移動することができる、とても持久力に優れた犬種です。体高より体長がやや長く、がっちりとした体格をしています。

豊富な被毛は二重構造で、上毛は黒青色または茶褐色、顔部・腹部は白毛で隈取模様であることが多いですが、全身単色毛のものもいます。瞳は青色・青灰色・濃褐色がほとんどですが、しばしばその遺伝的特性から左右の瞳虹彩に異なる色をもつオッド・アイが存在します。

このワンちゃんの飼育方法は?
シベリアン・ハスキーは、社会性が高く、自分の所属集団内のものであると判断すれば、飼主の家族や子供・他のペットとも仲良くできます。

遊ぶことが大好きで、常に冒険心に富み、いたずら好きな犬種です。利口で独立心が旺盛なだけに、頑固で、警戒心の強い面も持っています。特に成長期~青年期(6歳くらいまで)は勢い余って物を壊しいたりしてしまいがちですが、本気で人に噛み付くようなことは稀です。

また、動くことが大好きなので、機会があれば、常にどこかへ散策をしに行こうと構えているところがあります。

大変社交的な犬なので、人間や他の犬と接する機会を設けてあげることが大切です。

長時間孤独を感じたり、運動不足などのストレスが溜まると、遠吠えをしたり、地面を掘ったりする犬もいます。また、何でも口に入れて噛んだりする癖を持つ犬もいるようです。

シベリアン・ハスキーは、長い距離をずっと走ることができるように改良された、タフで活動的な犬種です。そのため、長時間のジョギングや、広場でリードをはずして思いっきり走らせてあげるなど、かなりの運動量が必要となります。また、何かを引いて走ることを好み、寒い天候の中でも楽しく快適に運動することができます。

涼しい地域や寒冷な地域ででも屋外で過ごさせることはできますが、家の中と外を自由に行き来できるようにしてあげるのが理想的です。暑さには非常に弱く、夏季には犬舎の気温・散歩の時間帯に気を配る必要があります。

被毛の手入れとしては、1週間に1~2回のブラッシングで十分でしょう。ただし、換毛の季節には、相当量の毛が抜けるので、毎日抜け毛を取り除いてあげましょう。またシャンプーをして脂漏症等を予防しましょう。

比較的疾病に罹患しづらい犬種ではありますが、股関節やヒザ関節を中心に骨格・関節系の疾患やケガ、角膜の栄養障害・白内障・緑内障などの眼球系疾患を好発する傾向があります。このため、他犬種同様の感染症の予防接種を受けさせるだけでなく、検診時には触診のほか特に骨格系検診・眼科検診も受診させるように心がけましょう。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com