シーリハム・テリア

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どんなワンちゃん?
シーリハム・テリア(Sealyham Terrier)は、イギリスのウェールズ原産のテリア犬種です。

このワンちゃんの歴史は?
19世紀後半、ウェールズのシーリハムに住んでいた、ジョン・エドワード大佐が作り出した犬種です。

シーリハム・テリアに似た、白くて小さなテリアが、15世紀にイギリスのウェールズに持ち込まれたという証拠がいくつか存在していますが、シーリハム・テリアの歴史が文書として残されたのは、1800年代半ばになってからでした。

エドワード大佐は、1850年から1891年までの長い年月をかけて、現在のシーリハム・テリアの基盤となる犬の開発に力を注ぎました。恐れ知らずで勇敢、且つ状況判断力の優れたテリア犬種が理想とされました。

開発現場での冷酷なテストが知られています。生後2~3か月くらいなると仔犬たちは作出者によって狩猟場に連れて行かれ、杭につないで口を縛ったキツネを見せられます。このとき仔犬が少しでも躊躇するようなそぶりを見せると、その場で情け容赦なく銃殺されました。キツネに向かって攻撃的な態度を見せた仔犬のみ生き残ることができました。

あまりの冷酷さに彼を嫌うハンターも多くいましたが、多くの犠牲を払って培われた高い狩猟能力が人気を呼び、冷酷なテストを今後行わないことを条件とし、犬種として生き残ることができました。

シーリハム・テリアは主に地中に潜って獲物と戦い、捕らえるタイプのテリアとして使われました。アナグマやカワウソ、キツネ相手に優れた能力を発揮する狩猟犬として名を馳せることになります。

1903年には初めてドッグショーの世界に登場し、まるで天性のショードッグのように利発そうな外観で周囲の注目を浴び、1911年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)により認定されました。

猟犬としても優れた能力を持ちながら、ショードッグとしても高い評価を得たシーリハム・テリアは、たちまち人々の人気を獲得していきました。

現在では、人気はその当時ほどではありませんが、多くの国でペットやショードッグ、そして実猟犬として飼育されています。日本でも数こそ少ないもののペットとして愛されています。

このワンちゃんの特徴は?
シーリハム・テリアは体型は小さく胴は長めで、短脚です。頭部・首も長めで、耳は細長い垂れ耳です。尾は通常長めの垂れ尾ですが、半分の長さに断尾して立たせることもあります。

被毛は本来シャギーコート(むく毛)ですが、カットが施されて独特の姿となります。ショー用では顔部分の長い毛を残し、背中や尾、首のコートを短くして脚や腹部の毛を長めに整えるスタイルが定番ですが、ペットや実猟犬として飼育する際は顎鬚・口髭を残して目の周りの毛を刈り、全体的にコートの長さを短めにそろえるのが基本です。毛色は白い地にレモン色などの斑があります。

性格は忠実で愛情深いが、猟犬である気質も残されていて、頑固で独立心旺盛、勇敢な面もあります。いわゆる「テリア・キャラクター」と呼ばれる気質が強い方の犬種であるため、しつけには根気強さと一貫性が必要です。

このワンちゃんの飼育方法は?
シーリハム・テリアは比較的穏やかなテリアといわれていますが、やはり探検したり、地面を掘ったり、動くものを追いかけたりといったことが大好きで、常に何かおもしろいことはないかと身構えているようなところがあります。

家庭では行儀のよい犬ではありますが、何らかの運動をさせないと、ストレスがたまってたまに他の犬やペットに対して攻撃的になることがあります。

少々頑固で、独立心が強く、知らない人に対しては距離を置いて接しますが、自分の家族には身も心も捧げるような献身的で愛情深い面も持っています。子供とは仲良くすることができます。

なお、吠え声が大きくよく響くので、集合住宅で飼育する際にはしつけによって無駄吠えを修正する必要があります。

シーリハム・テリアには運動が不可欠ですが、量としてはそれほど長時間費やさなくても大丈夫です。そのため、マンションやアパートでも毎日軽く散歩がこなせれば飼育することができます。散歩と時々ゲームを取り入れるといった運動で十分です。また、この犬種は、本能の赴くままに行きたい方向にどんどん行ってしまう傾向があるので、リードをはずして自由に走らせるのであれば、足場のよい安全な場所でのみにしましょう。

どちらかというと室内での飼育に適しており、集合住宅などでも十分飼うことができますが、できれば、裏庭など外へ自由に出られる環境を作ってあげるのが理想的です。

被毛には、週に2~3回程度コーミングをし、3カ月に1回はトリミングをしてあげてください。

家庭犬として飼うのであればバリカンやハサミを使ってむだ毛取りをするぐらいでよいですが、ショーに参加させるのであれば手でむだ毛を取り除くといった丁寧な手入れが必要です。

かかりやすい病気はコートが目に入ることで起こる眼疾患、抱き方が不適切なことでよく起こる椎間板ヘルニアですが、ごくごく稀に難聴の犬もいます。白いコートは涙や食事で汚れやすく、頻繁な手入れが必要です。ただし、他犬種と同じで毎日シャンプーすると毛並みが悪くなるので注意すべきです。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com