グラン・ガスコン・サントンジョワ

動画

どんなワンちゃん?
グラン・ガスコン・サントンジョワ(Grand Gascon Saintongeois)は、フランス原産のセントハウンド(嗅覚猟)犬種です。「ヴィルラード(Virelade Hound)」と呼ばれることもあります。またプティ・ガスコン・サントンジョワ(Petit Gascon Saintongeois)は本種から生まれた一回り小さい(それでも大型の)犬種です。

このワンちゃんの歴史は?
グラン・ガスコン・サントンジョワは18世紀のフランス革命以前、サントンジョワ・ハウンド(Saintongeois Hound)という優れた嗅覚を持つ犬種が貴族に愛され、オオカミの狩りに重宝されていました。

革命後、貴族の力が衰退するのと同時にサントンジョワ・ハウンドの頭数も減っていき、1840年代には絶滅の危機に瀕していました。さらに悪いことに、数少ない生き残りをもとに、やむを得ず近親交配が頻繁に行われたことにより犬質が大きく低下してしまいました。

そこで犬質を改良する活動をはじめたのがカライヨン・ラ・トゥール男爵です。

男爵はサントンジョワ・ハウンドの最後の生き残りたちを全て引き取り、友人がブリードしていたグラン・ブルー・ド・ガスコーニュ(Grand Bleu de Gascogne)を掛け合わせて遺伝子プールの閉塞を改善し、仕上げにアリエージョワの血を加えました。完成した犬種がグラン・ガスコン・サントンジョワです。

グラン・ガスコン・サントンジョワは、主にオオカミやイノシシ、シカなど大型獣の狩で活躍しました。小規模なパック(群れ)で獲物の臭いを追跡し、発見すると自ら仕留めました。先祖であるサントンジョワ・ハウンドとは異なり、オオカミ以外の獲物を狩ることもできるため、オオカミの頭数が減少して禁猟となった後も猟犬として生き残ることができました。

しかし、20世紀終盤になると狩猟の重要性が薄れ、かつて数百あったパックの数はフランス中で10ほどまで減少しました。フランスでは近年の愛犬ブームで本種のよさが見直されてはいますが、フランス国外では極めて珍しい犬種です。今日、多くは実猟犬として飼育され、ペットとして飼育されているものは珍しいです。ショードッグとしても人気があります。

このワンちゃんの特徴は?
グラン・ガスコン・サントンジョワは筋肉質で引き締まった体つきをしています。実猟タイプの犬は、より筋肉質で骨太です。頭部は小さめで、首は短く、胸は広めで、脚は長いです。耳は前方についた長めの垂れ耳で、尾は先細りで飾り毛のない垂れ尾です。

被毛は滑らかなスムースコートです。毛色はベースがホワイトで、それにブラックの斑とティッキング(一本の毛が2色)、及び目から頭部にもブラックのマーキングが入ります。

性格は知的で愛情深く、従順です。元が生粋の猟犬であるため、狩猟本能が旺盛な猟犬気質も持っています。状況判断力は高いです。

力はとても強く、走るのも速いです。スピードに乗って走る際には伸びやかなギャロップを見せるといわれています。 よく通る吠え声を持っています。

このワンちゃんの飼育方法は?
グラン・ガスコン・サントンジョワは家庭犬として飼う場合、主人が適切にしつけを行えば猟犬気質の抑制が可能です。飼い主やその家族に対してはとても従順で、子どもたちとも一緒に過ごす事ができる犬種です。しかし見知らぬ人や犬に対しては強い警戒心を抱きます。

運動量は非常に多く、かかりやすい病気は大型犬にありがちな股関節形成不全などです。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com