カルスト・シェパード・ドッグ

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どんなワンちゃん?
カルスト・シェパード・ドッグ(Karst Shepherd Dog)は、スロベニアのカルスト地方原産の護蓄犬種です。「クラスキ・オフテャル(Krasky Ovcar)」と呼ばれることもあり、愛称は「カルスティー(Karsty)」です。一回り大きなサルプラニナッツという犬種とは親せき関係にあります。

このワンちゃんの歴史は?
1689年の記録に、カルスト・シェパード・ドッグと思われる犬の記述があり、そのころ既に犬種として存在していたと考えられます。サルプラニナッツから生まれたとも、カルスト・シェパード・ドッグからサルプラニナッツが生まれたともいわれています。

原産地では専ら羊を狼から守る護畜犬として使われ、何百年もの間大切にされていました。

ところが、ソ連崩壊後に起こった旧ユーゴスラビア紛争により、カルスト・シェパード・ドッグは多くが死滅してしまいました。

紛争の沈静後、国外で生き残った犬を集めてブリーディングし、生まれた犬たちを原産地へ送り返しました。原産地に帰ってきたカルスト・シェパード・ドッグは再び大切に飼育されるようになりました。また、スロベニアの天然記念物としても登録され、徐々に頭数を回復していきました。

かつてはサルプラニナッツと同一視され、1939年に両種はイリリアン・シープドッグの名でFCI(国際畜犬連盟)に公認犬種として登録されました。しかし、1968年に別犬種として認知され、再登録されました。

人気はスロベニア国内に留まらず国外に広がり、現在ではヨーロッパ諸国で繁殖されています。ほとんどが作業犬として使われ、ドッグショーにもめったに出場せず、家庭犬としてもほとんど飼われていません。

このワンちゃんの特徴は?
カルスト・シェパード・ドッグはがっしりとした骨太の体格で、垂れ耳・ふさふさした垂れ尾です。サルプラニナッツと比べるとマズルが細くなっています。

被毛は二重構造で、毛色はウルフやブロンズなどがあります。この被毛は密度が高く、狼の牙から身を守ったり、寒さを防ぎます。しかし分厚いため暑さに弱いので、作業用の犬は夏期にコートを刈るのが普通です。

性格は生真面目で忠実ですが、縄張り意識と防衛本能が高く攻撃的な面もあります。

このワンちゃんの飼育方法は?
カルスト・シェパード・ドッグは防衛本能に優れているので、飼い主家族やその財産を守る番犬としては最高のパートナーです。しかし飼育には一貫性のある訓練が必要です。

カルスト・シェパード・ドッグは人間のことをあくまでもパートナーとして認識しているため、犬の知識が深く、高圧的な態度をとらない人でなければ飼育はできません。

子供と一緒にすることは避けた方がよい犬種ですが、訓練が成功すれば中学生以上の子供と遊ばせる事も可能です。

室外飼いが基本で、散歩の時間は長めに取る必要があります。

かかりやすい病気は大型犬でありがちな股関節形成不全症です。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com