カナーン・ドッグ

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どんなワンちゃん?
カナーン・ドッグ(Canaan Dog)は、イスラエル原産の犬種です。別名は「ケレフ・クナーニ(Kelf K'Naani)」、「ケレフ・カナーニ(Kelef Kanani)」などです。

このワンちゃんの歴史は?
カナーン・ドッグの祖先は、昔からイスラエルに土着していたパリア犬という野生犬です。この祖先は約2000年前、もともとは家畜として飼育されていたものが逃げ出して野生化したと言われています。

1930年代になると、イスラエル防衛軍が地雷探知犬として訓練が出来る犬種を作り出そうと試み、パリア犬がこのベースとして選ばれました。そしてパリア犬を改良・ブリーディングした結果完成したのがカナーン・ドッグです。

第二次世界大戦中には、軍の見張り犬や情報伝達犬、地雷探知犬、赤十字の補助犬、負傷兵の居場所を探し当てる探索犬として広範囲に渡る華々しい活躍を見せました。嗅覚で地雷を爆発させることなく探し出し、多くの人命を救ってきました。

戦後1953年には盲導犬になるためのトレーニングも受けましたが、盲導犬としては体格が小さかったのでこの計画は断念されました。しかし治安を守る警察犬、人間やその財産を守る番犬、羊の群れを管理・警護する牧羊犬としても活躍しました。

近年は諸外国にも輸出され、カナーン・ドッグは、ショーに参加することでさらに多くの人々から注目されるようになりました。FCI(国際畜犬連盟)には1973年に公認犬種として登録され、イスラエルの国犬、及びイスラエルケネルクラブのシンボルとしても認定されています。原産地では国民的な人気が非常に高く、飼育されている頭数もかなり多くなっています。

このワンちゃんの特徴は?
カナーン・ドッグは日本犬によく似たスピッツタイプの犬種で、原始的な姿を留めています。立ち耳・巻き尾または鎌尾です。

被毛はショートコートで、短くて柔らかい下毛と、体の表面に沿ってはえた硬い上毛の二層構造になっており、上毛は少しだけひだ状になっているのが特徴的です。この被毛のおかげで、厳しい気候でも活発に動き回ることができ、昼間と夜の温度差が激しい天候の土地でもうまく順応することができるのです。毛色の制限はありません。

性格は内向的で大人しく繊細ですが、警戒心と防衛本能が強いという一面もあります。

警察犬としては献身的に仕事を行い、主人の命令にはどこまでもついて行き事件の解決などの手助けをします。

番犬としては不審者を見つけるとよく吠えるため優秀ですが、怖がって吠えている場合でも近づくと噛まれる危険性があります。

地雷探知犬としては鋭い嗅覚を活かして確実に迅速に地雷を発見します。

牧畜犬としては、長時間、家畜を追い駆け回して管理するといった、牧畜犬に共通する能力はいうまでもなく持ち合わせています。

粗食にも耐える事ができ、暑さから身を守るために地面に穴を掘って涼むことが得意です。

このワンちゃんの飼育方法は?
カナーン・ドッグは見知らぬ人に対しては中々心を開かず、後ろ脚の間に尾をはさんで怖がって吠えてしまう事も多いです。

しつけが入りにくいと酷評されることもありますがそれは間違いで、叱るのではなく褒めてしつけることによって飲み込みが早くなり、潜在能力を伸ばす事ができます。

何もしない状態をよしとせず、常に精神的、肉体的に刺激を受けるような運動に喜びを感じます。群れを管理する能力を発揮できるような運動や、長時間のジョギング、またはゲームなどを組み合わせ、達成感を味わえる運動を取り入れてあげるとよいでしょう。

温暖な気候や涼しい気候の地域であれば屋外飼育も可能ですが、室内で一緒に暮らすことで、忠誠心を持ったすばらしい伴侶犬になってくれます。

被毛の手入れとしては、1週間に1回程度ブラッシングをしてむだ毛を取り除くぐらいで大丈夫です。

かかりやすい遺伝的な病気はありません。

このワンちゃんの基本情報は?

このワンちゃんの動画が見れるよ
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Posted by Dog-ZooCan.Com