オッターハウンド

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どんなワンちゃん?
オッターハウンド( Otterhound )は、イギリスのイングランド原産のセントハウンド(嗅覚猟)犬種です。「オッター」とは『カワウソ』のことで、犬種名は『カワウソ猟犬』を意味しています。

このワンちゃんの歴史は?
イギリスでは狩猟の獲物それぞれに特化した猟犬を作出する努力が行われて来ました。狩猟の歴史と猟犬改良の歴史は密接に関係しています。

オッターハウンドが完成したのは13世紀と言われています。ルーツと考えられる犬は数々ありますが、いずれも確証はありません。

サザン・ハウンドとウェルシュ・ハリアを始祖とする説は、両犬種の作出が盛んな地域性から見て有力です。

ブラッド・ハウンドが起源であるとする説は、オッター・ハウンドの頭蓋の形や耳の長さ、体形、獲物を捜す時の群を抜く嗅覚に由来しています。また実際ブラッド・ハウンドはカワウソ猟に使われていた記録があります。

ウォーター・スパニエル起源説は、オッター・ハウンドの被毛の質を根拠としており、ブルドッグ(Bulldog)の混血もあると言われています。

フランス原産説もあります。フランスのバァンデ地方を原産とする一連の犬種との比較によるもので、体形に共通の要素が多く、被毛は同質と言えます。

フランスのグリフォン・ニベルネ(Griffon Nivernais)の関与説も有力です。

カワウソは大量の川魚を捕るため、川魚を食糧とした人間から害獣とみなされていました。

オッターハウンドはカワウソ猟に使用するために改良された犬種です。

水の中での行動に適した水かき状の趾や、体温の低下を防ぐ厚い被毛に守られています。パック(複数)でカワウソのにおいを追跡し、厳寒の川に入ってカワウソを巣穴に追い込みました。

イギリスではカワウソ猟は伝統的に行われ、19世紀後半以降、ある地域ではカワウソ猟を通して猟犬の訓練技法が競われ、洗練されたスポーツとなっていました。またカワウソからは高級な毛皮をとることができました。

1970年代にイギリスで環境破壊や乱獲のため、カワウソ猟が禁止されました。オッターハウンドは仕事を失い殺処分されたものまであり、頭数が激減しました。

しかしその後、アメリカなどでアライグマ、ミンク、クマなどの猟に使われたり、ショーに出るなど活躍の場を広げていきます。愛好家の努力もあり、頭数を回復しています。

現在ではカワウソが保護動物となった事もあり、当初の用途では原産国でさえ出番がなくなっています。

徐々に家庭犬として注目され、日本でも飼育されています。

このワンちゃんの特徴は?
ややがっしりとした体格です。脚は太めで長く、指には水かきが付いています。マズルは中ぐらいの長さで、耳は縦に曲がった独特の形の垂れ耳で、尾は垂れ尾です。

特徴的な被毛は厚いロングコートで、上毛は密生して硬く、粗く、やや縮れていて身を守ってくれます。長すぎる上毛は水を含み重くなるので欠点とされます。下毛は脂質を含む短い羊毛状で、防水、断熱性に富みんでいます。毛色はブラック・アンド・タン、ウィートン(小麦色)などがあります。眉毛と口髭があり、ふさふさしています。

性格はおっとりしていて優しく、とても愛情深いです。攻撃性を見せるのはカワウソなどを狩るときのみです。しかしおっとりした犬であるが故、活発な犬と一緒にいると追いつけなくなってしまうということもあります。

泳力に非常に長け、数時間は連続で泳ぎ続けることができます。川であれ、海であれ、風呂であれ、泳ぐことが大好きで、泳げそうな水があれば飛び込んでいく習性があります。

嗅覚が優れていて、昨日川で泳いでいたカワウソのにおいをも追跡することが可能です。

このワンちゃんの飼育方法は?
温暖な地域や涼しい気候の地域では屋外で飼うこともできますが、その場合には雨風をしのげる寝床を用意してあげましょう。

たくさん運動させる必要があります。自由に走らせたり、リードをつけて散歩をさせましょう。可能ならば、頻繁に泳がせてあげましょう。

飼い主や家族に対して情愛が深い遊び好きな犬種です。基本的に人懐こく、子供にも懐きますが、相手をするのがあまり上手いとは言えないため、幼児の相手としてはお勧めできません。

歩き回って、においを嗅ぐのが好きです。

太りやすく、鼓脹症になりがちなので、食事を与え過ぎないでください。いびきをかく傾向があります。

あまり清潔ではなく、毛がたくさんはえている大きな足にはごみや泥がからまりやすく、口のまわりの毛には、水や食べ物がからまりがちです。気になるようなら顎ひげなどはこまめに洗ってあげましょう。

被毛は少なくとも週1回ブラッシングとコーミングをするとよいでしょう。

股関節形成不全に注意してください。OFA認定(整形外科基金認定)の種犬から購入すると安心です。この犬種は血友病にもかかりやすい傾向があります。

かかりやすい病気は大型犬にありがちな股関節形成不全、コートが目に入って起こりやすい眼疾患、過剰な湿気で地肌が蒸れて起こりやすい皮膚病などがある。

このワンちゃんの基本情報は?
名前 オッターハウンド Otterhound
キャッチコピー 泳ぎの達人!数時間は泳ぎ続けられる
原産国 イギリス
大きさ 大型犬
体高 オス61~69cm メス 58~67cm
体重 オス 34~52kg メス 29~45kg
被毛&毛色 被毛は厚いロングコートで、上毛は密生して硬く、粗く、やや縮れていています。下毛は脂質を含む短い羊毛状です。毛色は「ブラック・アンド・タン」、「ウィートン(小麦色)」などがあります。
性格 とてもおっとりしていて優しく、愛情が深いくて頑固な性格です。
かかりやすい病気 股関節形成不全 / 肘関節形成不全 / 血小板の機能障害 / 胃捻転
運動量 多い(目安:自転車で60分×2)。自由に走らせたり、リードをつけて散歩をさせましょう。可能ならば、頻繁に泳がせてあげましょう。
お手入れ 週1回ブラッシングとコーミングをするとよいでしょう。

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Posted by Dog-ZooCan.Com